物語が進むにつれて、SNS上では考察が盛り上がり、放送終了後にはコメントが溢れている。反響の大きさは吉高自身にも届いているようで「普段ドラマを観ないような友達からも連絡が来るので、すごく盛り上がっているんだなとは実感しています」と語ると、作品の魅力について「登場人物の心に抱えているなにかが、誰かに当てはまる。リアルな人間模様が共感を得ているのかな。あとは次に繋げていく作品の力、そして宇多田ヒカルさんの主題歌の求心力などですかね」と述べていた。

また後藤専務役の及川光博をはじめ共演者たちが、口をそろえて吉高の本番とカットが掛かってからのギャップについて述べていたが「私から言わせてもらえば『及川さん、あなたもね』と言いたいですけれどね」と笑うと「なんでしょうね。いわゆる瞬発力タイプなのかもしれません。まあ、自分でルールを決めているわけではないのですが、無意識のところでスイッチの切り替えをしようとしているのかもしれません」と分析する。

数々の名シーンが生まれた本作。吉高は「第5話で優が連れていかれてしまうシーンは苦しかったですね。大ちゃんが後輩に頭を下げてその場を繋いでくれるところ。すごく3人の関係性が出たというか家族の話だったので、また違う『最愛』の形が見ることができたなと感じました」と印象の残ったシーンを挙げる。

また、ネットでも大きな話題になった、大輝と梨央が歩道橋で対峙する6話のシーンについて吉高は「こういうのが視聴者は好きなんですよね」と笑顔を見せた。

ついに物語は終焉を迎える。吉高は「梨央を守ろうとするみんなの愛が詰まっている最終回になっていると思います」と見どころを挙げていた。

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