いよいよ明日17日に最終回を迎えるTBS系金曜ドラマ『最愛』(毎週金曜22:00~)。謎が謎を呼び、SNS上でも考察記事がヒートアップするなど大きな盛り上がりを見せているが、本作の主人公・真田梨央を演じた吉高由里子に、撮影を振り返ってもらうとともに、気になる最終回について聞いた。

  • 『最愛』真田梨央役の吉高由里子

新井順子プロデューサー&塚原あゆ子監督というヒットメーカーが仕掛けるサスペンスドラマでの主演。吉高は「この2人のドラマファンがとても多いのを知っていたので、期待値も高いし、すごいプレッシャーだなというのが、クランクインしたときの感想でした」と率直な胸の内を明かすと「でも現場に入ると、多くの役者さんがこのチームでやりたいと思う理由が分かるというか、技術的なところではなく、ちゃんと心で演出してくれるので、染み込んでくるんです」と特徴を挙げる。

こうした丁寧で心に寄り添ったモノ作りを経験した吉高は「セリフ一つ一つの表面的な言葉の意味の奥にあるようなものを深く考えるようになりました」と学ぶことが多かったことを明かすと「やっていて自分で自分の表情を見るのが怖いと思って、モニターチェックもできなかったんです。本編を見て『こんな顔していたんだ』と気づくこともありました」と自身でも予期せぬ感情が現れるほど作品に没頭していたようだ。

吉高は「コロナ禍でしかも冬。風邪も流行っているなか、長距離のロケも多く大変な状況下だったので、思わぬアクシデントで現場が止まってしまう危険性もあったのですが、こうして最終回を迎えられることは奇跡なのかもしれません」としみじみ。

続けて吉高は、「本当に密度が高いドラマで、とても1クールの作品とは思えないぐらいのめり込むことができました。自分の体の細胞の中に入ってきた感じで、吉高由里子がやっているのではなく、真田梨央という女性が本当にいたんじゃないかと錯覚するような感覚でした。終わってしまうのが寂しい」と強い思い入れのある作品であることを強調していた。

■井浦新、松下洸平、高橋文哉との共演を振り返る

共演者とも充実した時間を過ごした。常に梨央に優しく寄り添う弁護士・加瀬を演じた井浦新には「加瀬さんの愛情というか懐の深さが回を重ねるごとにどんどん大きくなっていきました」とニンマリ。梨央にとってかけがえのない存在となる大輝を演じた松下洸平には「大輝は無骨でありながら、可愛らしさや愛嬌もある。“大キュン”なんて言葉ができちゃうぐらいですからね」と笑顔を見せると「そんな大輝と、社長なのに質素なマンションに住む梨央という、なんか素朴さが残る、小さな幸せを見つけるのが上手い2人だなと思いながら演じていました。松下さんの声自体もホッとする優しさがあるので、その声の大輝にも寄りかかって甘えていました」と撮影を振り返る。

さらに梨央が溺愛する弟・優役の高橋文哉には「文哉くんは、本当に20歳なの? というぐらい落ち着いている部分もあれば、ピュアでまっすぐな面も持っている。本当はもうちょっとしっかりしているのかもしれませんが、甘え上手さや人懐っこさもあり、弟がいるお姉ちゃんという今まで経験したことがない役を全うさせてくれたのも文哉くんの力だなと思いました」と大絶賛していた。