毎年、年末になると発表される「新語・流行語大賞」。世相を反映した言葉や人気ドラマ、スポーツ、芸能人や政治家からその年に生まれた言葉30語が秋にノミネートされ、12月はじめにTOP10と大賞が発表されます。「新語・流行語大賞」を今年1年の振り返りとして、毎年楽しみにしている人も多いのではないのでしょうか。

今回は、1984年から始まった「新語・流行語大賞」の歴代大賞を一挙公開。時を経てしっかり定着している言葉もあれば、社会の変化とともにすっかり忘れ去られてしまった言葉も……。

歴代で印象に残っている流行語もマイナビニュース会員の男女512名に聞いてみました。

  • 新語・流行語の年間大賞を紹介

    歴代「新語・流行語大賞」の年間大賞を紹介

【歴代】新語・流行語大賞の年間大賞一覧

1984年から38年間続く「新語・流行語大賞」の「年間大賞」(1984年~1990年までは「新語」「流行語」との名称)を受賞者とともに振り返ります。

【2023年】第40回

  • 「アレ(A.R.E)」
       岡田彰布監督(阪神タイガース)

「流行語大賞は「アレ(A.R.E.)」 とにかく明るい安村「I'm wearing pants!」が特別賞

【2022年】第39回

  • 村神様
       村上宗隆さん(東京ヤクルトスワローズ)

「村神様」が年間大賞に! ユーキャン新語・流行語大賞2022トップ10発表

【2021年】第38回

  • リアル二刀流
     
  • ショータイム
       大谷 翔平さん(ロサンゼルス・エンゼルス)

流行語大賞は「リアル二刀流/ショータイム」 トップテンに「ゴン攻め」「うっせぇわ」など

【2020年】第37回

  • 3密
       小池 百合子さん(東京都知事)

流行語大賞は「3密」 トップテンに「フワちゃん」「愛の不時着」など

【2019年】第36回

  • ONE TEAM(ワンチーム)
       ラグビー日本代表チーム

【2019】新語・流行語大賞 - 年間大賞は発表・トップ10とノミネート候補

【2018年】第35回

  • そだねー
       ロコ・ソラーレ

流行語大賞は"そだねー" 金田一秀穂氏「日本が必要としている」

【2017年】第34回

  • インスタ映え
       CanCam it girl

  • 忖度
       稲本 ミノルさん(ヘソプロダクション 代表取締役)

流行語大賞は「忖度」&「インスタ映え」 - トップ10に「35億」「ひふみん」など

  • 2017年は「インスタ映え」が選ばれました

    2017年は「インスタ映え」が選ばれました

【2016年】第33回

  • 神ってる
       緒方 孝市さん(当時 広島東洋カープ監督)、鈴木 誠也さん(広島東洋カープ外野手)

流行語大賞は「神ってる」に - 「ゲス不倫」「アモーレ」「PPAP」などトップ10

【2015年】第32回

  • 爆買い
       羅 怡文さん(ラオックス 代表取締役 社長)

  • トリプルスリー
       柳田 悠岐さん(福岡ソフトバンクホークス)、山田 哲人さん(東京ヤクルトスワローズ)

流行語大賞TOP10・とにかく明るい安村「今まで受賞した方々の中で一番薄着」

  • 2015年は中国人観光客の「爆買い」が世間を驚かせました

    2015年は中国人観光客の「爆買い」が世間を驚かせました

【2014年】第31回

  • ダメよ~ダメダメ
       日本エレキテル連合(お笑いコンビ)

  • 集団的自衛権
       受賞者辞退

日本エレキテル連合、「ダメよ~ダメダメ」で流行語大賞を受賞!

【2013年】第30回

  • 今でしょ!
    林 修さん(東進ハイスクール東進衛星予備校 現代文講師)

  • お・も・て・な・し
    滝川 クリステルさん(フリーアナウンサー)

  • じぇじぇじぇ
       宮藤官九郎さん(脚本家)、能年 玲奈さん(女優)

  • 倍返し
    堺 雅人さん(俳優)、TBS『半沢直樹』チーム

2013新語・流行語、年間大賞は史上初4語! 今でしょ、じぇじぇじぇ、倍返し他

【2012年】第29回

  • ワイルドだろぉ
    スギちゃん(お笑い芸人)

スギちゃん、「ワイルドだろぉ」で流行語大賞受賞! 新ネタ披露は「嫌です」

【2011年】第28回

  • なでしこジャパン
    財団法人日本サッカー協会

2011年流行語大賞が「なでしこジャパン」に決定、トップテンは震災色強く

【2010年】第27回

  • ゲゲゲの~
       武良 布枝さん(『ゲゲゲの女房』著者)

【2009年】第26回

  • 政権交代
       鳩山 由紀夫さん(当時 内閣総理大臣)

【2008年】第25回

  • アラフォー
    天海 祐希さん(女優)

  • グ~!
    エド・はるみ(タレント)

今年の新語・流行語大賞に天海祐希「アラフォー」、エド・はるみ「グ~!」

【2007年】第24回

  • (宮崎を)どげんかせんといかん
    東国原 英夫さん(当時 宮崎県知事)

  • ハ二カミ王子
    石川 遼(当時 アマチュアゴルフ選手)

流行語大賞が「ハニカミ王子」、「どげんかせんといかん」に決定

【2006年】第23回

  • イナバウアー
      荒川 静香さん(プロ・スケーター)

  • 品格
    藤原 正彦さん(数学者)

【2005年】第22回

  • 小泉劇場
      武部 勤さん(当時 自由民主党幹事長)

  • 想定内(外)
       堀江 貴文さん(当時 ライブドア社長)

【2004年】第21回

  • チョー気持ちいい
    北島 康介さん(元 アテネオリンピック水泳代表選手)
  • オリンピック選手から生まれた流行語も印象的でした

    オリンピック選手から生まれた流行語も印象的でした

【2003年】第20回

  • 毒まんじゅう
    野中 広務さん(元 衆議院議員)

  • なんでだろう~
    テツandトモ(お笑いコンビ)

  • マニフェスト
    北川 正恭さん(当時 早稲田大学 教授)

【2002年】第19回

  • タマちゃん
    佐々木 裕司(タマちゃん発見者)、黒住 祐子(フジテレビ)

  • W杯(中津江村)
    坂本 休さん(当時 中津江村村長)

【2001年】第18回

  • 米百
     
  • 聖域なき改革
     
  • 恐れず怯まず捉われず
     
  • 骨太の方針
     
  • ワイドショー内閣
     
  • 改革の「痛み」
      小泉 純一郎さん(当時 内閣総理大臣)

【2000年】第17回

  • おっはー
      慎吾ママ

  • IT革命
      木下 斉さん(当時 早稲田大学高等学院 三年生)

【1999年】第16回

  • 雑草魂
       上原 浩治さん(当時 読売ジャイアンツ)

  • ブッチホン
      小渕 恵三さん(当時 内閣総理大臣)

  • リベンジ
      松坂 大輔さん(当時 西武ライオンズ)

  • プロ野球選手から生まれた流行語も数多くありました

    プロ野球選手から生まれた流行語も数多くありました

【1998年】第15回

  • ハマの大魔神
      佐々木 主浩さん(当時 横浜ベイスターズ)

  • 凡人・軍人・変人
      田中 真紀子さん(当時 衆議院議員)

  • だっちゅーの
      パイレーツ(お笑いコンビ)

【1997年】第14回

  • 失楽園(する)
      
    渡辺 淳一さん(作家)、黒木 瞳さん(女優)
  • 記憶がよみがえる出来事やドラマ作品から生まれた流行語も

    記憶がよみがえる出来事やドラマ作品から生まれた流行語も

【1996年】第13回

  • 自分で自分をほめたい
      有森 裕子さん(マラソンランナー)

  • 友愛/排除の論理
      鳩山 由紀夫さん(当時 民主党代表)

  • メークドラマ
      長嶋 茂雄さん(当時 巨人軍監督) 

【1995年】第12回

  • 無党派
      青島 幸男さん (当時 東京都知事)

  • NOMO
      野茂 英雄さん(当時 LAドジャース)

  • がんばろうKOBE
      仰木 彬さん(当時 オリックス監督)

【1994年】第11回

  • すったもんだがありました
      宮沢 りえさん(女優)

  • イチロー(効果)
      鈴木 一朗さん(当時 オリックスブルーウェーブ)

  • 同情するならカネをくれ
      安達 祐実さん(女優)

【1993年】第10回

  • Jリーグ
      川淵 三郎さん(初代 日本プロサッカー・リーグチェアマン)
  •  Jリーグは1993年に発足した日本初のプロサッカーリーグです

    Jリーグは1993年に発足した日本初のプロサッカーリーグです

【1992年】第9回

  • きんさん・ぎんさん
    成田 きん さん、蟹江 ぎん さん

【1991年】第8回

  • …じゃあ~りませんか
      チャーリー浜さん(タレント)

【1990年】第7回

  • 新語部門:ファジィ
      三上 遵太郎さん(当時 松下電器産業 電化本部電化研究所所長)

  • 流行語部門:ちびまる子ちゃん(現象)
      トーマス・リードさん(ザ・ワシントン・ポスト東京支局記者)

【1989年】第6回

  • 新語部門:セクシャル・ハラスメント
      河本 和子さん(弁護士)

  • 流行語部門:オバタリアン/オバタリアン旋風
      堀田 かつひこさん(漫画家)、土井 たか子さん(当時 日本社会党委員長)

【1988年】第5回

  • 新語部門:ペレストロイカ
      ソロビエフ・ニコラエビッチさん(当時 駐日ソビエト連邦大使)

  • 流行語部門:今宵はここまでに(いたしとうござりまする)
      若尾 文子さん(女優)

【1987年】第4回

  • 新語部門:マルサ
      伊丹 十三さん(映画監督)、宮本 信子さん(女優)

  • 流行語部門:懲りない○○
      安部 譲二さん(小説家)

【1986年】第3回

  • 新語部門:究極
      雁屋 哲さん(『美味しんぼ』原作者)

  • 流行語部門:新人類
      清原 和博さん、工藤 公康さん、渡辺 久信さん(当時 西武ライオンズ)

【1985年】第2回

  • 新語部門:分衆
      近藤 道生さん(元 博報堂生活総合研究所 社長)

  • 流行語部門:イッキ!イッキ!
      慶応義塾大学体育会 代表

  • 1985年は飲み会のコール「イッキ!イッキ!」が流行語に

    1985年は飲み会のコール「イッキ!イッキ!」が流行語に

【1984年】第1回

  • 新語部門:オシンドローム
    ジェーン・コンドンさん(雑誌『タイム』フリー記者) 

  • 流行語部門:まるきん まるび
    渡辺 和博(イラストレーター)

印象に残る流行語大賞の「年間大賞」ランキング

歴代の新語・流行語を振り返って、思わず「懐かしい!」と様々な思い出がよみがえってきてしまった人もいるのではないでしょうか。

今回、マイナビニュース会員に「歴代の流行語年間大賞の中で印象に残っているもの」をアンケートしたところ、以下のようなランキング結果となりました。

1位【2022年】村神様 (12.3%)
1位【2021年】ショータイム (12.3%)
3位【2018年】そだねー (8.2%)
4位【2013年】今でしょ! (7.0%)
5位【2013年】倍返し (5.5%)
6位【2019年】ONE TEAM (4.1%)
7位【2020年】3密 (3.1%)
8位【2014年】ダメよ~ダメダメ (2.9%)
9位【2013年】お・も・て・な・し (2.5%)
10位【2017年】インスタ映え (2.3%)
11位【2013年】じぇじぇじぇ (2.1%)
12位【2004年】チョー気持ちいい (2.0%)
13位【1994年】同情するならカネをくれ (1.8%)
14位【2016年】神ってる (1.6%)
15位【2015年】爆買い (1.4%)
15位【2012年】ワイルドだろぉ (1.4%)
15位【2006年】イナバウアー (1.4%)
18位【2017年】忖度 (1.0%)
18位【2008年】アラフォー (1.0%)
18位【1999年】リベンジ (1.0%)
18位【1995年】がんばろうKOBE (1.0%)

1位【2022年】村神様 (12.3%)

2022年は、東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手の神がかった活躍を象徴する愛称「村神様」が選ばれました。

村上選手は今シーズン、王貞治さんの記録を超える日本選手シーズン最多の56本ホームランを放ったほか、「プロ野球史上初の5打席連続本塁打」「令和初で史上最年少の三冠王」など数々の偉業を達成。そんな村上選手をファンが「神」のようにあがめて呼んだことから始まった言葉です。

・「村上選手の活躍がすごかったから」(35歳男性)
・「あのバッティングは半端ないから」(44歳男性)
・「大活躍と命名がまさにマッチしていたから」(59歳男性)
・「テレビで話題になっていたため耳に残った」(41歳女性)

1位【2021年】ショータイム (12.3%)

2021年は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手の活躍を表した言葉「リアル二刀流」「ショータイム」の2つが流行語大賞に選ばれました。

メジャーの主要なタイトルを続々と獲得した大谷選手。「ショータイム」は、アメリカメディアが名前の「翔平」とかけて"SHO-TIME"と報じたことから来ています。

・「今年一番活躍した選手で特に印象に残っているので」(64歳男性)
・「大谷翔平選手のファンなので」(52歳男性)
・「今までの野球の概念を覆した快挙だから」(67歳女性)
・「大谷選手の活躍には脱帽」(76歳男性)

3位【2018年】そだねー (8.2%)

「そだねー」は、平昌五輪の女子カーリングで銅メダルを獲得した日本女子代表チームの「ロコ・ソラーレ」が競技中に発していた言葉です。ロコ・ソラーレ関連では同年、休憩時間の軽食の様子が話題となった「もぐもぐタイム」もノミネートされています。

・「言いやすく周りで流行ったから」(42歳男性)
・「あのオリンピックでの活躍と愛嬌のある言葉が忘れられない」(64歳男性) ・「カーリングを応援していたから」(31歳女性)
・「道産子として北海道弁のイントネーションが好きで親近感を持てたから」(67歳男性)

4位【2013年】今でしょ! (7.0%)

東進ハイスクールのテレビCMで、同予備校の講師・林修さんが発した「いつやるか? 今でしょ!」。この決めフレーズは大変話題となり、その後もトヨタ自動車のテレビCMでも使われました。

「今でしょ」のフレーズは現在、林さん出演の冠番組のタイトルにもなっています。

・「日常生活で使いやすいので」(52歳女性)
・「言うのが恥ずかしいくらいの認知度だったと思うから」(49歳女性)
・「何かを実行するのに、わかりやすいから」(45歳男性)
・「『あー、やらなきゃなぁ』と思うときに、頭に浮かぶ言葉として定着している」(56歳女性)

5位【2013年】倍返し (5.5%)

「倍返し」は日曜劇場のドラマ「半沢直樹」から生まれた流行語。派閥争いや出世競争の中、裏切りや理不尽な要求を叩きつけられても決して屈せず、徹底抗戦を決める主人公・半沢直樹の決め言葉です。

・「半沢直樹のドラマが好きだから」(54歳男性)
・「ドラマで有名になった言葉であり結構皆が面白がって言っていたことと、視聴率が高かったということがとても印象に残っていた」(63歳男性)
・「かなりインパクトがあった」(31歳男性)
・「当時イヤな事があり、この言葉を聞くだけでスッキリした」(61歳女性)

6位【2019年】ONE TEAM (4.1%)

2019年は、ラグビーワールドカップの活躍で大フィーバーを巻き起こした日本代表を率いるジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたスローガン「ONE TEAM」が選ばれました。

ラグビー関連では「ジャッカル」「にわかファン」「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」「笑わない男」もノミネートされていましたが、残念ながらトップテンへの入選は叶いませんでした。

・「ラグビーファンなので」(52歳男性)
・「当時ものすごく盛り上がっていたから」(29歳女性)
・「日本人感覚にマッチしている」(64歳男性)
・「日本中が盛り上がっていて、見たことがなかったラグビーの試合を見る機会になった」(54歳女性)

7位【2020年】3密 (3.1%)

新型コロナウイルスの感染を予防するために、避けるべきとされる「密閉・密集・密接」を指した言葉。東京都の小池知事が記者会見で、この3密を避けるようボードを掲げて説明したで、多くの人に広まりました。

・「流行語の少なからずがいずれ死語になるが『三密』はあと20年くらいニュースキャスターが口にしそうなので」(58歳男性)
・「普段の会話の中でもたびたび出てきたから」(40歳女性) ・「最近の話題ではあるが、小学校以上の人ならほとんどの人が知っていた言葉だと思うから」(52歳男性)
・「今まで感染症でこんなに世の中が変わることがなかったから」(40歳女性)

8位【2014年】ダメよ~ダメダメ (2.9%)

「ダメよ~ダメダメ」は、お笑いコンビ・日本エレキテル連合のコントに登場する朱美ちゃん3号の発するセリフ。お笑いタレントの年間大賞受賞は、2012年のスギちゃんの「ワイルドだろぉ」以来となりました。

・「当時はどこに行っても耳にしたから」(40歳男性)
・「当時、日本エレキテル連合にとても勢いがあり、いろいろなTV番組に出演していたので印象に残っている」(61歳男性)
・「フレーズがとても強烈でした」(52歳男性)
・「すごくおもしろかった。その年はついついダメよーって言っていたのに……。やっぱり流行語は長く続かないからこそのネーミングなのかな?」(52歳女性)

9位【2013年】お・も・て・な・し (2.5%)

2013年、IOC(国際オリンピック委員会)の夏季東京五輪誘致の際に、滝川クリステルさんが英語でプレゼン。日本のおもてなしの精神を伝えるときに用いた「お・も・て・な・し」の言葉と、印象的な手のしぐさが、テレビの画面を通して多くの人の心をとらえました。

・「東京オリンピックが決まって印象が強かった」(50歳女性)
・「ちょうど流行っていたので」(31歳女性)
・「東京オリンピックのきっかけになったから」(59歳男性)
・「オリンピックで日本を印象付ける言葉だったと思う」(50歳男性)
・「他国にはない日本人の本質を再確認させる言葉」(61歳男性)

10位【2017年】インスタ映え (2.3%)

「インスタ映え」は、Instagram(インスタグラム)をはじめとするSNSにおいて反響が見込まれる写真を指す言葉で、「インスタ映え」を意識した食べ物やスポットが流行しました。

受賞式当日は、ファッション誌「CanCam」の公式インフルエンサー「CanCam it girl」の3人が登壇しました。

・「時代をとてもよく表している」(63歳女性)
・「キャッチーな言い回しだったので」(57歳男性)
・「SNSの浸透を言い表した言葉だったので印象深かった」(31歳男性)
・「一過性の言葉でなく日常生活の中に定着した感が強いから」(64歳男性)

11位~20位

11位【2013年】じぇじぇじぇ (2.1%)

「じぇじぇじぇ」は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』から生まれた言葉。

・「朝ドラにハマっていたから」(58歳女性)
・「ドラマのヒットもあって、社会現象でした」(64歳男性)
・「ブームになる前から見ていて、何度見ても飽きないくらいおもしろいドラマ。北三陸地域の観光に貢献したことも思い出に残っています」(38歳男性)

12位【2004年】チョー気持ちいい (2.0%)

2004年アテネオリンピックの男子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得した北島康介選手が、優勝を決めたレースを振り返った際の一言。

・「北島康介さんは、国民に感動と希望を与えました」(66歳男性)
・「日本国民が熱狂したオリンピックで金メダルを取った時のインタビューでの、素直に出たコメントだったので、とても印象に残っている」(60歳男性)
・「北島選手の存在感と強さが際立っていた」(46歳男性)
・「今でも語り継がれる言葉だから」(31歳男性)

13位【1994年】同情するならカネをくれ (1.8%)

1994年に安達祐実さん主演で放送されたドラマ「家なき子」の中で、安達さん演じる主人公・すずの劇中のセリフ。

・「ドラマを見ていたから」(47歳男性)
・「今でも『同情』という単語が出てくると、『同情するなら金をくれ』がすぐ浮かんでくる」(69歳男性)
・「実生活において共感できることがあるから」(28歳男性)
・「子役の安達祐実が叫ぶ姿がとても印象的だったから」(42歳男性)

14位【2016年】神ってる (1.6%)

「神ってる」は、プロ野球の交流戦で、広島カープの緒方孝市監督が、鈴木誠也選手の活躍を表現した言葉。

15位【2015年】爆買い (1.4%)

「爆買い」は、外国人観光客が円安を背景に電化製品などを大量に買い込む様子を表した言葉。

・「ネーミングが良かった」(47歳男性)
・「本当に街中が中国人だらけで、コロナ禍の今では懐かしいくらい。選ばれて納得する言葉だった」(49代女性)
・「昔は景気よくて外国人が日本で爆買いしていたなと思ったので」(46歳男性)
・「中国パワーのさく裂感があったから」(60歳男性) ・「ネーミングが良かった」(47歳男性)

15位【2012年】ワイルドだろぉ (1.4%)

ジーンズのノースリーブと短パンに裸足というスタイルで、行き過ぎた野性的なエピソードを「ワイルドだろぉ」の一言で締めくくるネタでブレイクした、お笑いタレントのスギちゃん。2012年のR-1ぐらんぷりで準優勝に輝き、以後、お茶の間の人気者となりました。

・「スギちゃんが好きだから」(46歳女性)
・「おもしろくて分かりやすいので」(26歳男性)

15位【2006年】イナバウアー (1.4%)

2006年トリノオリンピックのフィギュアスケートで、金メダルに輝いた荒川静香さんが披露した技の名前。

・「点数にもならないのに、取り入れるのはすごいとおもったから」(45歳男性)
・「オリンピックを見ていたので」(46歳男性)
・「当時金メダルまでは期待していなかったが、演技を観て鳥肌が立った」(40歳女性) ・「あの身のこなしはすごいです。ほかの選手にはできないと思います」(62歳女性)
・「日本女子フィギュアスケート初の金メダリスト・荒川静香さんの代名詞で非常に印象的だった」(72歳男性)

18位【2017年】忖度 (1.0%)

「忖度」は、森友学園騒動をきっかけに話題となった言葉。

・「世の中のすべてに存在すると思う」(61歳男性)

18位【2008年】アラフォー (1.0%)

「アラフォー」とは、四捨五入して40歳となる世代のこと。40代女性の恋愛を描いたドラマ『Around40~注文の多いオンナたち~』(TBS系)の放送で話題となり、天海祐希が演じる主人公の前向きで元気な姿が共感を呼びました。

・「自分自身もアラフォーだったから」(55歳女性)
・「現在もっとも日常生活で耳にする日本社会に定着した新語なので」(44歳男性)

18位【1999年】リベンジ (1.0%)

1999年に当時プロ野球チームの西武ライオンズに在籍していた松坂大輔投手のインタビューがきっかけとなった「リベンジ」という言葉。

松坂選手はプロ入り1年目でロッテの当時のエース・黒木知宏選手と投手戦を演じ、敗れました。そのインタビューで松坂選手は「リベンジします」と宣言しました。

・「20年以上経ったが、老若男女問わず、完全に定着した感があるから」(46歳男性)
・「いまでは普通に使われるほど一般的になってるから」(60歳男性)

18位【1995年】がんばろうKOBE (1.0%)

「がんばろうKOBE」は、1995年1月に発生した阪神・淡路大震災の被災地・神戸の復興を願う合言葉です。

当時、震災の影響で練習もままならなかったプロ野球チーム、オリックス・ブルーウェーブがユニフォームの右袖に「がんばろうKOBE」のワッペンを付けて、神戸の復興のシンボルとして優勝を目指しました。

・「関西人としては、阪神・淡路大震災は忘れることはできない。暗く、重い日々の中で、オリックスの活躍は夢と勇気を与えてくれたと思っている。この合言葉は泣けてくる」(63歳女性)

あなたの記憶に残った流行語はどれ?

「最も印象に残った流行語」では、比較的記憶に新しい言葉がTOP3を占めました。2023年はどのような新しい言葉が生まれ、私たちを楽しませてくれるのか楽しみですね。

調査時期: 2022年12月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計512人(男性: 人、女性: 124人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート