• 炊き出し会場での「無料Wi-Fi使えます」の掲示 (C)フジテレビ

厳しい現実を突きつけられるシーンの連続だが、最後には希望を感じる場面も。わずかな収入ながら、仕事を得て前向きになる人の姿に「彼の『諦めなければなんとかなる』という言葉は、まさにその通りだなあと思いました。私も、諦めずに希望があれば何かがこじ開くんじゃないかと思いながらやってきたので、そこにはすごく説得力があるなと思いました」と受け止めた。

その上で、「私は今何をすべきか、今の自分に足りていないものは何か、自分がどういう行動を次に起こすべきか、どうすれば未来につながるか、というのを考えなから仕事に向き合っているので、やはり“行動”というのは大事なんだなと思います。何もしなければ本当に何も始まらないですからね」と改めて実感。「大変な中でも希望を感じながら生きている方々から本当に勇気をもらったので、私も頑張らなきゃと思います」と話した。

『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当するのは、これで4回目。「やっと序盤から落ち着いて読めるようになったかなと思います」といい、「普通に人生を送っていたら見られない景色をたくさん見せてもらえるので、人間としての質をいつも上げてもらっているなと思います」と、毎回大きなものを得ているようだ。

●芳根京子
1997年生まれ、東京都出身。13年に『ラスト・シンデレラ』で女優デビュー。14年にNHK連続テレビ小説『花子とアン』で注目を集め、15年『表参道高校合唱部!』でドラマ初主演。16年にはNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインを務め、以降もドラマ『海月姫』『チャンネルはそのまま!』『コタキ兄弟と四苦八苦』『君と世界が終わる日に』『コントが始まる』『半径5メートル』、映画『累 -かさね-』『居眠り磐音』『記憶屋 あなたを忘れない』『Arc アーク』などに出演する。現在放送中のドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ)、公開中の映画『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』に出演し、来年は映画『峠 最後のサムライ』の公開が控える。