劇団EXILEの佐藤寛太と、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が、あす10日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜23:00~)に出演する。

  • 佐藤寛太=フジテレビ提供

今回は、半年にわたって水面下で準備を進めてきた企画が、ついに日の目を見ることに。番組では、コロナ禍でテレワークが普及するとともに最近急増している、ネット詐欺などの「サイバー犯罪」に着目し、サイバー犯罪を組織的に行う犯罪グループ「X」の元メンバー・A氏との接触に成功。スタッフの粘り強い交渉の末、取材に応じてもらえることとなり、緊急特別企画「元犯罪者の告白!」を敢行。A氏本人をスタジオに迎え、彼の体験談を交えながら、ネット社会における組織犯罪の実態に迫る。

まずは、MCのアリタ哲平(有田哲平)をはじめとする脱力メンバーが、A氏に直撃インタビュー。昨年逮捕されるも既に刑期を終え、今は心を入れ替えて真っ当に暮らしているというA氏は、犯罪の防止に貢献できればと、かつて自身が所属していた組織の内情などを赤裸々に語っていく。またさらに、番組の極秘取材で撮影に成功した、犯罪グループがアジトにしている事務所の様子や、グループのリーダーとおぼしき人物を捉えた映像を公開。そこに映し出される悪行の数々に、アリタらは眉をひそめ、ゲストの佐藤は怒りをあらわにする。

しかしただ1人、藤森だけが、その犯罪グループに違和感を抱き始め――。そしていつしか、藤森の雄たけびがスタジオにこだまする。

「THE美食遺産」は、東京・浜松町にあるインド・ネパール料理の名店の“日本初上陸”メニューを、滝沢カレンがナビゲート。エンディングでは、藤森が番組恒例の“洗礼”を受け、思わず赤面してしまう。

収録を終えた佐藤のコメントは、以下の通り。

――『全力!脱力タイムズ』初出演の感想をお聞かせください。

「大好きな番組なので、ゲストに呼んでいただけるのはとても光栄なんですけれども、やっぱり、いくら好きでも、実際に出演するっていうのは、また別の話だなと(笑)。本番が近づくにつれて、どんどん緊張が高まっていきましたね。だから今回、先輩の鈴木(伸之)さんが過去に出演した回(2020年2月28日放送)を事前に見直しました。その回も藤森さんが出演されていて、参考になるかなと思って。そういえば、これは全くの偶然なんですけど、収録当日の昼間に、鈴木さんと電話で話したんですよ。いろいろ世間話をする中で、“今日これから『脱力タイムズ』の収録があるんです”って伝えたら、“頑張って”って言ってくれて。“鈴木さんのゲストの回も見て勉強しました”って言ったら、“とにかく楽しんでこい”とアドバイスをいただきました(笑)」

――実際、収録は楽しめましたか?

「いやいや、難しかったですね~。台本上、僕が笑わせる側に立たなくちゃいけない場面もあったんですけど、番組の流れに乗っかりながら自分の立ち位置を変える、というのがなかなか大変でした」

――逆に、「ここはうまくできたな」というところは?

「いや、特にないです(笑)。笑いをこらえるのも、うまくいかなかったし…。この番組は、みんなが真面目な顔してふざけたことをやりきる、というのが大前提だと思うので、笑ったらダメなのはよく分かってるんですけど、藤森さんが面白すぎて…もう、たまらなかったですね。マジでキツかったです(笑)」

――藤森さんの印象は?

「発言が全部、的確な間と的確なテンポで、本当にすごいなと思いました。しかも僕の席は、藤森さんの隣りじゃないですか。あんなに間近で見たら、そりゃ笑うに決まってるだろ、っていう(笑)。誰か一人、僕と藤森さんの間に座ってクッションになってほしかったですね(笑)」

――藤森さんとは初共演だそうですね。

「はい。でも僕は、藤森さんのYouTubeチャンネルを普段からよく拝見しているので、あんまり初対面という実感が湧かなくて(笑)。そもそも僕は“オリラジ世代”ですからね。“武勇伝”のネタも、学校でめちゃくちゃ流行(はや)ってましたから。ただ、実際にお会いしてみると、想像以上にかっこよくて、すてきな方でした」

――では、有田さんの印象は?

「有田さんとも“はじめまして”だったんですけど、やっぱりかっこよかったですね。特にこの番組の有田さんは、“完璧な存在”みたいな印象があるんですよね。例えば、どんなに面白くても、笑ったら台無しになってしまうような場面では、絶対に笑わない。そういうところに、芸人さんならではの強さみたいなものを感じました」

――最後に、今回の『脱力タイムズ』の見どころを教えてください。

「今回はもう、全部が見どころだと思います(笑)!僕自身、途中から普通に視聴者目線で楽しんじゃってましたから」

――佐藤さんご自身の注目ポイントは?

「僕ですか?う~ん…ないなぁ(笑)。とりあえず、僕なりに必死に笑いをこらえたので、もし一瞬でも、いい表情をしている画(え)が使われてたら、ぜひご覧ください(笑)」

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