JR東日本八王子支社は7日、中央線などで2010(平成22)年まで運行していた201系の撮影会を豊田車両センターで12月18日に開催すると発表した。201系の初めて製造された車両「クハ201-1」を引退後も運行時の姿のまま保存しており、通常では立ち入ることのできない特別な場所で撮影できる。

  • 豊田車両センターで保存している201系(提供 : JR東日本八王子支社)

  • 「クハ201-1」が運行時の姿のまま保存されている(提供 : JR東日本八王子支社)

通勤形電車201系は、1979(昭和54)年に試作車を中央線へ投入。中央線などでの活躍は2010(平成22)年まで続いた。サイリスタを使用した電機子チョッパ制御を採用し、電力回生ブレーキを実現したことで大幅な省エネルギー化を図ったほか、制御系の無接点化など、メンテナンスフリーにも大きく貢献した車両だった。

「豊田車両センター201系展示撮影会」は検修庫(車両を点検・修理等を行う場所)内で撮影が行える。開催日時は12月18日の10時20分から11時50分まで(第1回)と、13時20分から14時50分まで(第2回)。申込みは12月10日12時から、「JRE MALL」八王子支社にて受付開始する。18歳以上を対象に先着30名(第1回15名、第2回15名)を募集し、参加費用は6,000円となる。