幕張メッセで11月24~26日の3日間開催される「第7回 鉄道技術展 2021」にて、中村自工(NAJICO)は自社開発品「DPU(ディーゼルパワーユニット)」を展示している。

  • 「第7回 鉄道技術展 2021」にて、中村自工(NAJICO)は4代目となる「DPU(ディーゼルパワーユニット)」を展示

中村自工はJR各社をはじめ全国の民営鉄道、臨海鉄道、第三セクター鉄道各社などに鉄道関連部品と保守用の各種装置を販売するほか、顧客の要望に応じた新商品の開発・提案も行う。鉄道技術展では、2015年に「DPU」の試作機、2017年に「DPU」の完成機、2019年に3代目の「DPU」を展示しており、各鉄道事業者や関係者のさまざまなアドバイスをもとに改良を重ねてきた。今回展示された「DPU」は4代目となる。

近年、国鉄時代のディーゼルカーの老朽化による車両更新が課題となる中、市場に新たな価値を提供すべく、同社が長年培ってきたディーゼルカーにおける経験を生かし、次世代車両へのひとつの提案として「DPU」の製品化に至ったという。

  • 中村自工のブースに展示された「DPU」の外観

「DPU」では、ディーゼルエンジン、主発電機、冷却装置、水タンク、エアクリーナー、排気消音器をオールインワン化し、主要機器の集約によるコンパクト化・省スペース化を実現。取外し可能、予備機の取付可能なメンテナンス重視の構造とした。2020年7月には、JR四国のキハ40形に「DPU」を取り付けての構内走行試験が多度津工場で行われ、鉄道ファンらの間でも話題となった。

4代目となる「DPU」は、「更なる性能向上を実現し、よりお客様にご満足頂ける製品」として提案。国鉄時代(1980年代)の車両床下、「DPU」を搭載した車両床下、未来(2050年)の車両床下イメージを示した模型の展示もあり、従来の気動車では分散していた床下機器が、「DPU」によって省スペース化を実現するとともに、床下の空いたスペースを活用することで「まだ見ぬ未来の動力」へスムーズに移行可能と説明している。

  • JR四国のキハ40形に「DPU」を取り付けての走行試験が行われたことなど紹介する映像も。「DPU」を取り付けた車両床下と、未来の車両床下のイメージを模型で紹介していた

中村自工はその他、SDGsに貢献する「THE REBORN LIGHT」などの製品も紹介しているとのこと。「第7回 鉄道技術展 2021」は11月26日まで幕張メッセ5~8ホールにて開催。開場時間は10~17時。中村自工のブースはホール8(C-30)に設置されている。入場料は2,000円だが、招待券持参者とインターネットからの事前登録者は無料。「第4回 橋梁・トンネル技術展」も同時開催される。