俳優の北村匠海が、その年に圧倒的な活躍をみせた人を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2021」に選出され24日、都内で行われた「GQ MEN OF THE YEAR 2021」フォトコールに出席した。

  • 北村匠海

メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊行)が毎年開催している同アワード。今年は「勇者たちの年」をテーマに受賞者を選出した。

北村は「メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アクター賞」を受賞。「主演映画『東京リベンジャーズ』が2021年の実写映画で興行収入トップを記録し、『猫~THE FIRST TAKE VER.~』が累計ストリーミング再生回数4億回を突破した。俳優とアーティストの“二刀流“で大躍進を見せた」との理由で選出された。

フォトコールで北村は「日々、映画やドラマだったり、音楽だったり、自分の出せるものを出し切って生きてきたので、こうやって評価していただけるというのは、自分の頑張りがつないできた点が線になった感覚があります」と喜び、「表彰される子供ではなかったので、親に『こんな息子になりましたよ』という気持ちもあります」と話した。

また、「2020年から目まぐるしく世の中が止まったり進んだりを繰り返している中で、僕たちとしてはエンターテインメントを止めてはいけないという思いで作品や音楽と向き合ってきました」と述べ、「それが2021年はより濃く役者として背負わせていただく責任も感じましたし、DISH//のボーカルとしてステージに立ち、言葉を届ける立場での責任を背負えるタイミングが多かったので、関わってきた人を代表してここに立たせていただいている感覚があります。自分たちのバンドメンバーも含めて」と語った。

今年のテーマにちなみに、自身にとっての“勇者”を訪ねられると、「子役の頃からいろんな作品に出させていただいて、みんながいろんな世界での勇者でしたし、ヒーローでした」と答えた上で、「親のことばかり言うのもあれですが、自分と性別も同じで、一番近くにいた背中は父でした。弟とも『こういう家族になりたい』、『こういう父になりたいな』と話すのですが、包容力や自分の口から出る言葉がそうなっていたらいいなと思います」と父への思いを明かした。

「GQ MEN OF THE YEAR 2021」受賞一覧

有村架純(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクトレス賞)
北大路欣也(メン・オブ・ザ・イヤー・レジェンド賞)
北村匠海(メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アクター賞)
JP THE WAVY(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・ラップ・アーティスト賞)
志尊淳(メン・オブ・ザ・イヤー・インスピレーション賞)
TOMORROW X TOGETHER(メン・オブ・ザ・イヤー・ポップ・アイコン賞)
マヂカルラブリー(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・コメディ・デュオ賞)
役所広司(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクター賞)
ゆりやんレトリィバァ(メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・コメディアン賞)
LEX(メン・オブ・ザ・イヤー・ブレイクスルー・アーティスト賞)
阿部詩&阿部一二三、五十嵐カノア、都筑有夢路、野口啓代、堀米雄斗(メン・オブ・ザ・イヤー・ヒーロー・オリンピアン賞)