アウトドアがブームの今、家族や友人とキャンプに行く人が増えています。キャンプに行った夜には、キャンプファイヤーをしてみんなで盛り上がりたいと考える人も多いのではないでしょうか。

正しいやり方を知っておけば、家族や友人同士でキャンプファイヤーを楽しむことができます。本記事では、キャンプファイヤーのやり方や、キャンプファイヤーのときに盛り上がるおすすめのゲームなどをご紹介していきます。

  • キャンプファイヤーのやり方を簡単4ステップで紹介

    キャンプファイヤーのやり方についてご紹介します

キャンプファイヤーのやり方を簡単4ステップで紹介

キャンプファイヤーは、以下の4ステップで行います。

  • 道具を揃える
  • 安全な場所を見つける
  • 薪を組む
  • 着火する

順番にみていきましょう。

ステップ1.道具を揃える

まず初めに道具を揃えましょう。キャンプファイヤーをする前に以下の道具を揃えておきます。

  • 着火剤
  • 新聞紙
  • チャッカマンなどの簡易点火棒
  • トング
  • 軍手 or 防火手袋

いずれの道具もホームセンターやキャンプ場の受付で販売されています。特別な道具などは必要ありません。

ステップ2.安全な場所を見つける

道具を揃えたら、キャンプファイヤーができる安全な場所を見つけましょう。事前にキャンプ場に問い合わせしておけば間違いありません。

地面の上に直接薪を置くことを禁止しているキャンプ場も多いです。利用場所のルールは必ず守りましょう。

ステップ3.薪を組む

安全な場所を見つけたら、さっそく薪を組んでいきましょう。

キャンプファイヤーをするときは、「井桁(いげた)」という組み方をするのが一般的。文字通り、漢字の「井」の形に薪を組んでいく方法です。初心者でも組みやすい上に、勢いのある火力を楽しめます。

井桁の他にも以下のような組み方があり、それぞれ火の持ち時間や薪の量などが変わります。

【合掌型・閉じ傘】

手のひらを合掌しているように薪を組む方法で、数本の薪を立ててそれぞれが支え合うような形でセットします。炎は中心に集中しやすいため、火の勢いは強くなりますが短時間で燃え尽きてしまいます。

【合掌型・開き傘】

薪をほぼ水平になるようにし、傘が開いているようにセットします。炎は小さめで長時間かけて燃焼するので、ゆっくり焚き火を楽しめます。

【並列型】

太めの薪を2本置きます。それを土台にし、その上に複数本の薪を並列に並べていきます。こちらも長時間にわたり火が燃えるため、調理をする際にも向いています。

ステップ4.着火する

薪を組み終えたら、いよいよ着火します。薪の中に着火剤と新聞紙を入れ、火をつけてください。燃え広がれば、キャンプファイヤーの完成です。

  • キャンプファイヤーのコツ

    キャンプファイヤーのやり方をご紹介しました

キャンプファイヤーのコツ

前項で説明した方法をやってみたものの、うまくいかなかったということもあるかもしれません。ここではキャンプファイヤーでありがちな3つの悩みと、それを解決するために覚えておきたいコツをご紹介します。

なかなか火がつかない

キャンプファイヤーをするときによく聞く悩みの1つ目は、なかなか火がつかないこと。キャンプファイヤーに限らず、焚き火をする際にもよく起こりがちな状況です。

火がつかない主な原因としては、薪から水分が抜けきっていないということが考えられます。木はたくさんの水分を含んでいます。そして、この水分が抜けきっていないと、うまく着火することができません。そのため、自分で拾ってきた木をそのまま薪として使うと火がつかない可能性があります。

一方、ホームセンターやキャンプ場で購入できる薪は、すぐ使えるように乾燥しています。市販されている薪を使えば、火がつかなくて困ることはあまりないでしょう。

火はついたけれど燃え広がらない

キャンプファイヤー時によく聞く悩みの2つ目は、火はついたけれど全体に燃え広がらないということ。そのような場合は、以下の方法を試してみましょう。

  • 空気の通り道を作る
  • 薪をトングで動かさない

なんとか火を広げようとして新聞紙や小さな薪で火の周りを完全に囲んでしまっていませんか? 火が燃えるためには空気が必要です。火を覆ってしまうと空気が供給されずなかなか火が広がりません。空気の通り道ができるように薪と薪の間に隙間を作るようにしてください。

そして、火をつけた直後は薪をむやみに動かさないこともポイント。薪から出るガスが逃げてしまい、いつまでも火が大きくなりません。

うまく消火できない

キャンプファイヤーをするときによく聞く悩みの3つ目は、うまく消火できないこと。

キャンプファイヤーは普通の焚き火と違って使う木の量が多いため、消したいときに火を消せないときがあります。

このとき、すぐに消化したいからといって水をかけてはいけません。理由は以下の2つです。

  • 高温の蒸気が大量に出て危険
  • 灰が泥のようになって片付けが面倒

火を消したいときは面倒でも薪が完全に燃え尽きるまで待ちましょう。少しでも片付けを急ぎたい場合は、トングを使って炭を細かくすることで時間を短縮できます。

  • キャンプファイヤーで盛り上がるゲーム3選

    キャンプファイヤーでありがちなお悩みにお答えしました

キャンプファイヤーで盛り上がるおすすめゲーム3選

ここからは、キャンプファイヤーをするときに盛り上がるおすすめのゲームを3つ紹介します。いずれも簡単に覚えることができるゲームなので、家族や友人たちと盛り上がれるでしょう。

ハンカチ落とし

キャンプファイヤーをするときに盛り上がるゲーム1つ目は、ハンカチ落としです。キャンプファイヤーを囲んでするハンカチ落としは、室内でするときとはまた違った雰囲気を味わえます。

まず鬼を一人決めて、他の人は手を背中側で組み、円を描くように座ります。鬼になった人は円の外側を歩きながら誰かの手の前にハンカチを落としてください。

ハンカチを落とされた人は、鬼が円を一周するまでに気づいて鬼を追いかけ、タッチすれば勝ち。鬼に追いつけなかったら、次はその人が鬼になります。

ただし、キャンプファイヤーを囲んでハンカチ落としをするときは、ハンカチが火の方に飛んでいかないように注意してください。

落ちた落ちたゲーム

キャンプファイヤーをするときに盛り上がるゲーム2つ目は、落ちた落ちたゲームです。簡単なルールで子どもにもわかりやすく、家族みんなで楽しむことができます。

まずリーダーを1人決めましょう。あわせて「かみなり」「天井」「りんご」という言葉に対するジェスチャーも決めてください。そしてリーダーが「落ちた落ちた」と言ったら、リーダー以外の人は「なにが落ちた」と言い、それに対しリーダーは「かみなり」「天井」「りんご」のいずれかを言います。その言葉を聞いたら一斉に適したジェスチャーをしましょう。そこで間違えてしまった人が負けとなります。

言葉は上記3つが定番ですが、好きにアレンジしてみるとより楽しめるでしょう。

マジカルバナナ

キャンプファイヤーをするときに盛り上がるゲーム3つ目は、みんなが連想できるものをテンポよく言っていくマジカルバナナです。

まず、みんなで4拍子のリズムで手を叩きながら、最初の人はバナナから連想できることを言ってください。

例えば、最初の人が、「バーナナバナナ。バナナと言ったら黄色」と言った場合、次の人は同じリズムで「黄色といったらレモン」など、黄色から連想できることをつなげて、さらに次の人に回していきます。

もしリズムに乗って言えなかったり、前の人が言った言葉とは結びつかないことを言ったりしたらその人の負けです。

マジカルバナナをするとみんなでリズムに乗ることができるので、雰囲気が盛り上がります。慣れてきたらどんどんテンポを上げていくとより楽しめるでしょう。

  • キャンプファイヤーのやり方をマスターしよう

    ゲームで盛り上がって、楽しい思い出を作りましょう

キャンプファイヤーのやり方をマスターしよう

キャンプファイヤーのやり方をご紹介しました。正しいやり方を覚えれば、家族や友人と盛り上がって最高の思い出を作ることができるでしょう。

ぜひ正しいやり方を覚えて素敵なキャンプを楽しんでください。