京王電鉄は1日、京王線の列車内で発生した傷害事件に関して、「お怪我をされた方々の一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げるとともに、当該事件の警察当局の調査等に全面的に協力してまいります」と発表した。

  • 京王電鉄が10月31日夜に発生した傷害事件について発表(写真は京王電鉄8000系。2012年撮影)

事件は10月31日19時56分頃、布田駅から国領駅を走行中の京王線特急の列車内で発生。乗客が刃物で刺され、車内にオイルをまき、火をつけるなどして、17名が怪我を負い、うち1名が意識不明の重体と報道されている。列車は国領駅で緊急停車し、乗客は窓からホームに降りて避難。容疑者は殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたとのこと。

京王電鉄は事件発生を受け、「この度の傷害事件においてお怪我をされた方々ならびに、同列車にご乗車いただき、被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます」「また、運転再開までの間、一部区間で運転の見合わせやダイヤ乱れが生じ、ご利用の皆さまにご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と発表。負傷者の回復を祈るとともに、警察当局による事件の調査等にも全面的に協力するとしている。