日本旅行大阪法人営業統括部は、川崎市観光協会の協力の下、前回催行時に発売後90秒で完売したという大好評企画「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」の第3回目を企画し、12月18日に開催すると発表した。

  • 鶴見線で活躍する205系

JR鶴見線は鶴見駅を起点として、京浜工業地帯の中心部である鶴見・川崎の臨海工業地区を走る臨港線。線路は大企業や多くの工場・倉庫などが林立する中を縫うように走る。扇町駅・大川駅・海芝浦駅の3つの終点を持つだけでなく、工場への引込み線もあり、複雑な運行形態となっている。

通勤時間帯は沿線の工場等へ通勤する多くの利用者で混み合うが、それ以外の時間帯と休日は利用者も少なく、工場地帯をのんびりと走るローカル線に様変わりする。とくに日没後は、遠望する高速道路に車のヘッドライトが流星のように走り、沿線の工場に保守用の照明が城郭を照らすように灯る神秘的な夜景が展開される。

  • 海芝浦港湾夜景

  • 昭和電工

  • 天然ガス発電所

「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」は、鶴見・川崎臨海工業地区を走る「都会のローカル線」として知られる鶴見線で、夕刻後に貸切列車を運行して鶴見線全線を走破し、沿線の運河沿いの佇まいや港湾・工場夜景を楽しめる日帰りツアー。通常、鶴見線ではあまり例のない貸切列車(205系3両編成)を運行することで、普段は運転本数が少なく全線乗車の障害となる大川支線を含め、鶴見線の全線を走破できる。

工場夜景ナビゲーターが貸切列車に同乗し、沿線の夜景を案内するほか、折返しの駅では付近の工場夜景スポットにも案内する。昭和の雰囲気に触れられる国道駅にも下車できるとのこと。

第3回目となるツアーは、12月18日の17時5分に鶴見駅を出発し、鶴見線全線を走破した後、22時に鶴見駅へ戻る日帰りの旅となる。申込みは日本旅行大阪法人営業統括部(旧大阪法人営業支店)のサイトまたは「日本旅行大阪法人営業統括部 鉄道・バス企画デスク」専用のツアー予約サイトにて、10月26日15時から受付開始。旅行代金は大人9,500円・小人9,000円となる。