2001年4月12日に放送を開始したMBSテレビ『水野真紀の魔法のレストラン』(毎週水曜19:00~)が今年4月に放送20周年を迎え、11月3日に20周年記念特番(19:00~21:00)が放送される。放送を前に、水野真紀、長野博(V6)、ロザン(菅広文、宇治原史規)がオンラインで取材に応じ、番組への思いなどを語った。

  • 左から長野博、水野真紀、菅広文、宇治原史規

11月3日の特番は、『水野真紀の魔法のレストラン20周年記念2時間スペシャル 関西ど定番グルメNo.1決定戦&マホレス×日清カップヌードルコラボ』と題して放送。関西ど定番グルメをランキングで発表するほか、20周年特別企画として発売50周年の日清食品「カップヌードル」と共同開発したコラボ商品を紹介する。

水野は「当初番組プロデューサーから『12年を目指しましょう』と言われたのを覚えています。ありがたいことに12年過ぎて、そのあと1年ずつ更新して今に至る感じ。『水野真紀の~』という冠はありつつ、コーナーの内容やレギュラーのメンバーも変わっていって、私の番組というよりは、みんなの表現の場という意識が強いです」とコメント。

「“大阪の見るグルメ本”といった役割もこの番組は担っていくんじゃないかなと思っています。11月3日放送の内容は全国の皆さんに見ていただいて、万博もありますし、大阪近郊に対してのワクワク感を抱いていただける内容になっています」と述べ、20周年の次は2025年の大阪万博まで続けたいという気持ちか聞かれると、「スタッフの努力、共演者の皆さんに支えられている状況ですが、本当にそうなればいいなと思っています」と答えた。

また、20年続いた秘訣について、「スタッフの努力と企画力。現場がとにかく楽しいというのがみんなのモチベーションになっているんじゃないかなと思います」と話し、「出されたものはきちんと食べるというコンディションを20年間整え続けてきた。何を出されてもおいしいと思える体調で現場に立つというのも一つあるかもしれません」と補足。

さらに、「食はファッションだと私は思っている。食べ物は命を支えるものでもあり、エンターテインメントだし、ファッションみたいなところもあると思うので、最先端のものを若い方から年配の方までお届けしたい。水曜日のこの時間が、週末までもうちょっと頑張ろうとか、この週末あれ食べようとか、見た人の活力になる番組に今後もなればいいかなと思っています」と語った。

長野は「食だけで20年続けるってものすごいこと。それだけに食というのはすごく大切なのだと思います。僕自身は番組に関わらせていただいて9年目になりますが、いろんな方法で関西の食を勉強させていただいて、世界がこういう状況下でありながら、ロケに行けない分、お店の裏側や努力など面白い目線でVTRを作ってくださって、それを知ることで食べに行きたいなと思える、スタッフさんの企画力のすごさを改めて実感しています」としみじみ。「食は掘れば掘るほど深くて未知なので、まだまだいろんな切り口があるんだなと思いながら、楽しみながら参加させていただいています」と語った。

宇治原は「これだけ長く続いている番組、関西の皆さん全員知っているんじゃないかという番組に関わらせていただいているということで、本当にありがたい。20周年を迎えるときにレギュラーでいさせていただけていて非常にうれしい」と喜び、「僕は食に対しての知識はあまりなくて、食レポほとんどカットされているので、毎週やらせていただいているクイズがなくなったら存在が危ない。ぜひクイズだけは続けていただきたい」と笑いを誘った。

菅も「僕らが入る前からよく見させていただいていた番組で、関西の方がみんな知っている番組ですが、ロザンが入ってから各段によくなったなって。段違いだなと思いますけどね。逆にロザンが入ってなかったら終わっていただろうな」と笑わせ、宇治原が「絶対そんなことない」とツッコミ。菅は改めて、「真紀さんの人間力でここまで続いてきた番組だと思います。真紀さんを一国の主とし、みんなで支えている。僕たちは兵士で、(真紀さんは)殿。日清のコラボも殿のご乱心で関西が巻き込まれた感じ。そういうができるのも真紀さんの人間力だと思います」と語った。

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