元AKB48で女優の大島優子が、吉沢亮主演の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)に出演することが18日、発表された。大河ドラマ初出演となる。

大島優子

大島が演じるのは、「伊勢八」の名で知られた豪商・伊藤八兵衛の娘・伊藤兼子。明治維新後、家業が大損失を出して没落してしまい、路頭に迷う妹たちを女手ひとつで養うため、芸者として身を立てることを決意。門を叩いた置き屋で、三味線の師匠として出入りしていたやす(木村佳乃)と出会う。

大島は「社会事業に尽力し、日本経済の要となっている最中の渋沢栄一と深く関わり、渋沢家の発展にも一翼を担うことになる伊藤兼子を務めさせていただくこととなりました。初めての大河ドラマです。お話がきたときは、喜びと興奮で、歓声をあげました。しかし、その歓びも束の間、もうゴールが見えてきているではありませんか。この作品を彩ってきたスタッフの皆様、そして出演者の皆様、携わっているすべての方の費やしてきた時間と重みを一身に受け止めて、大切にバトンを握り締めようと心に決めました。最後まで、振り落とさずに走り抜けたいと思います。応援のほど、よろしくお願いします」とコメントしている。

大河ドラマ第60作となる本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一の生涯を描く物語。幕末から明治へ、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように未来を切り開き、約500の企業を育て約600の社会公共事業に関わった“日本資本主義の父”で、晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれている。