俳優の山崎育三郎が、フジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話 2021特別編』(23日21:00~)に、シリーズ初出演で主演を務める。

  • 山崎育三郎=フジテレビ提供

山崎が登場するのは「事故物件A」。急な転勤を命じられ、あまり深く考えず、安価で空いていたマンションに引っ越した陽介(山崎)は、妹の良美(堀田真由)と一緒に部屋の片付けをしていたとき、良美は机の上に置いてあった“物件案内”をふと目にしてしまう。すると、そこには“心理的瑕疵(しんりてきかし)あり”と書かれた文字が…。

出社初日、慣れない仕事で疲れて帰ってきた陽介は、家に帰るとなぜか冷蔵庫の扉が開いていて、満タンだった麦茶のボトルが半分に減っていることに気付く。その後も、何度棚に戻しても落ちる時計、そこには壁から押し出されたかのような、この世ならざる人の顔のようなものが見え…。さらには、苦しくて眠れない夜に目を覚ますと、着物姿の女がおなかの上にたたずんでいたりと、次々に部屋の中で奇妙なことが起きる。

心配した良美は陽介におはらいや浄霊を勧めるが、「今は仕事に慣れることが大事」と言い張って、あまり真に受けていない様子の陽介。しかしその夜、ついに女の霊が現れ…。恐怖におののく陽介は、霊能力を持つという雑貨屋の女店主(山村紅葉)の力を借りて、浄霊をしてもらうが、「その場しのぎに過ぎない。今すぐにでも引っ越さないと、最悪命を落とすことになる」と言われる。すぐさま引っ越しの準備をする陽介だが…。最凶最悪の“事故物件”で起きた悪夢の13日間が、陽介を最大の恐怖へと追い込む。

山崎のコメントは、以下の通り。

――出演が決まった感想

数々の役者の皆さんが出演し、歴史ある『ほん怖』シリーズに参加できることをうれしく思いました。ホラー作品に携わる機会が少なかったので、未知なる世界にとてもワクワクしました。

――脚本を読んだ印象

子どものころはホラー作品を見たり、怪談話をするのも大好きでしたが、歳を重ねてからはなぜか見るのも苦手になり、どこか遠ざけていました。なので、久しぶりにホラー作品を読んで怖くなり、途中何度も台本を閉じてしまいました。“事故物件”で次々と巻き起こる怪奇現象に震えて、現在一人暮らしじゃなくて本当に良かったと思いました。皆さんも物件を選ぶときに“心理的瑕疵(しんりてきかし)あり”の文字には気をつけてくださいね。

――番組を楽しみにしているファンの皆様へメッセージ

監督の森脇さんは、以前ドラマでご一緒させて頂いて、森脇監督からは「初めて見る育三郎さんの姿だ」と言っていただきました。きっと皆さんも、いつもイメージしている僕とはまた違う一面を見ていただけると思いますので、そこも楽しみにしていただきたいです。そして、この作品はすごくリアルで「自分の家とか本当に大丈夫なのかな?」って思ってしまうようなストーリーになっているので、ぜひ楽しんでご覧頂けたらなと思います。

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