札幌市交通局は6日、札幌市交通資料館が屋外に展示していた地下鉄の試験車両「すずかけ」と、路面電車の車両「TC-1」を交通資料館敷地にて10月24日に一般公開すると発表した。

  • 「すずかけ」高速電車(地下鉄)第4次試験車

札幌市交通資料館は1975年に開館した後、2017年に高架部の工事のため休館。屋外に展示していた地下鉄・路面電車などの車両は開館当時の状態のまま、高架下に配置していた。

今回、札幌塗装工業協同組合青年部会の厚意により、ボランティアで塗装された地下鉄の試験車両「すずかけ」(2021年塗装)と、路面電車の車両「TC-1」(2020年塗装)について、同組合への感謝の意を込め、一般公開することとなった。

  • 「TC-1」は「親子電車」として走っていた路面電車の「子」の車両

一般公開は10月24日の13時から15時30分まで開催され、外部からの観覧のみで、車両の内部には入れない。敷地内の他の車両の観覧は行える。新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、募集人数を計100名とし、30分に20名の参加者に絞って実施される。参加希望者は札幌市交通局サイトの応募フォームに必要事項を入力し、応募する。応募期間は10月6~17日。1回の応募で、申し込んだ人も含め4名まで登録可能。募集結果は10月19日までに、応募者全員にメールが送られる。