JR東日本は、東北・北陸・上越新幹線の全方面において、8号車をウェブ会議や通話が可能な「新幹線オフィス車両」とし、11月22日から運用開始すると発表した。

  • 2021年2月に実施した第1回実証実験の様子

今年に入り、東北・北海道新幹線「はやぶさ」で実施した計2回の「新幹線オフィス」実証実験で一定のニーズが確認できたことから、本格導入を決めた。東北・北海道新幹線、北陸新幹線、上越新幹線の全列車・全区間の8号車を「新幹線オフィス車両」とする。11月22日以降、土休日や年末年始などの多客期を除き、期間を定めず運用する。

予約などは不要で、必要な乗車券類を持って乗車している人は誰でも利用できる。追加料金もかからない。一部列車では、Wifiルーターなどを車内で有料で貸し出す。

  • 2021年6~7月に実施した第2回実証実験の様子

サービス開始に合わせ、「タッチでGo! 新幹線」または「新幹線eチケット」で平日閑散時間帯に一定区間・回数を利用した人を対象とした「JRE POINT」還元キャンペーンを実施する予定。新幹線乗車時の付与ポイントに加え、抽選で「JRE POINT」をさらに付与する。新幹線オフィス車両を利用した人を対象に、駅ナカシェアオフィス「STATION BOOTH」やコーヒーのサブスクリプションサービスを期間限定で販売する予定もあるという。