JR東日本は5月17日から、離れた場所にいてもチームワークを醸成できる「空間自在ワークプレイス」の実証実験を実施する。

  • 空間自在ワークプレイスの特徴

同社はKDDIとの協働により、品川開発プロジェクトをコアとした「場所や時間にとらわれない多様な働き方やくらし」を創出する新しい分散型まちづくりの推進に取り組んできた。その流れに沿い、「場所や時間にとらわれないくらし」の実現をめざす異なる業界の企業が参画した「空間自在コンソーシアム」を設立。活動の第1弾として、働き方に関する課題解決を目的に今回の実証実験を行うこととした。

今回はおもに、テレワークに伴う「メンバー間の会話が減少することでモチベーションも低下する」「ウェブ会議では話し手と聞き手が分かれてしまい、議論が深まらない」といった課題解決をめざすことを実験の目的としている。東京・神奈川・埼玉の計5カ所で、2拠点をつないで高セキュリティを担保しながら、離れた場所にいても最先端テクノロジーを用いて同じ空間にいるようなチームワークが可能な「空間自在ワークプレイス」を運用するという。

空間自在ワークプレイスでは、4K映像を壁一面に投影し、PC画面上では味わえない臨場感のある会議を実現。QRコードをかざして入室するだけで、前回の会議のオンラインホワイトボードなどが投影され、機器の操作を必要とせず、すぐに仕事を開始できるという。

  • 空間自在ワークプレイス設置場所と2拠点をつなぐイメージ

実験期間は6月18日まで。アンケートなどによる定性分析に加え、表情や会話の音声による定量的な分析を行い、効果を測定する。6月19日以降も、一部拠点でワークプレイスの運営を継続する。6月中旬以降、新幹線車両の一部をリモートワーク推奨とする「新幹線オフィス」の実証実験も行う予定としている。