• 千葉雄大(右から2人目)を迎えた初回放送より (C)NTV

ライブの舞台とテレビのスタジオのコントの違いは、様々な点にある。よく言われるのは、テレビだと“表情で笑わせることができる”ということ。

この点について、飯塚は「テレビコントで難しいなと思ったのは、ツッコミのフレーズがどうこうよりも、ボケの人が何か言ったときや、リアクションのときの顔で十分笑えるんですよね。そこは、舞台とはだいぶ違うところだなと思ってたんです」というが、今回の収録では、「我々が普段やってる舞台のコントに近かったので、そこは何も考えずにやらせてもらえました」と話す。

声の張り方については、「全く一緒でした。めちゃめちゃ張りました(笑)。やっぱり乗ってくると出ちゃうよね」(飯塚)、「もう本当にギリギリでした。危なかったです(笑)」(角田)とのこと。

特に角田は「すごい大声を出すテンションの高いネタがあったんですけど、そうするともう“うわー!!”ってなるので、台本通りにはいかなくなって、練習から声を枯らしちゃうっていう(笑)。そういうところを、佐久間さんはよく知ってくれているので、『抑えてね』って言われるんですけど、どうしても出ちゃうんです」と、ここも普段と変わらずフルスロットルだった。

■観客がいなくても「乗る」感覚

そして、目の前に観客がいないという点では「たしかにお客さんの笑い声があったほうが乗るんですけど、スタアのゲストの方と一緒に4人でコントをやってて『今、うまくいってるな』ってなるときがあるんですよ。そういうときは、やっぱり乗るよね」(飯塚)と、さほど影響はない様子。

角田も「すごい高揚します」、豊本も「分かります」と、その感覚を共有していたようで、「お客さんの反応も必要だと思うんですけど、なくても楽しくできるんだなと思いました」(飯塚)と、発見があった。

撮り方に関しても、飯塚は「初回はあんまりカット割りとかも考えずに、15分のコントをまるまる通しでやらせてもらったので、舞台のコントにすごく近かったんです」と、“ホーム”の感覚に近い環境だったそう。「だから、めちゃくちゃやりやすかったですし、すごい楽しかったし、すごく面白くできたと思います(笑)」と自信を見せ、角田も「すごくいい緊張感でできたと思います」と手応えを語っている。

きょう3日の初回放送には、千葉雄大が“スタア”として登場し、オークラ氏がコント脚本を担当。音声コント企画には、Aマッソが登場する。

  • Aマッソ(左)との音声コント企画より (C)NTV