LENDEXは9月29日、「FIRE実現」に関する調査結果を発表した。同調査は9月9日~10日、FIRE成功者1,005人を対象に、インターネットで実施した。
「FIRE」とは「経済的自立と早期リタイア」の略称。20代~40代のうちにまとまった財産を築いたら、早期に会社勤めから身を引き、その後は財産を運用することで生じる不労所得によってのみ生活することを指す。
FIREを決めた理由について聞くと、最も多い回答は「以前から自由な生活に憧れていた」(45.4%)だった。次いで「とにかく会社にとらわれるのがウンザリ」(30.9%)、「会社あるいは会社中心の働き方に未来を感じない」(25.8%)が続いた。
FIREにあたり、何歳頃から準備を始めたか尋ねると、「30歳以上」(36.4%)という回答が最も多く、2位は「24歳~27歳」(21.1%)、3位は「20歳~23歳」(19.6%)だった。
FIREに必要な財産は、主にどのような手段で作ったか尋ねたところ、47.2%が「株式投資」と答えた。35.9%は「投資信託、32.3%は「預貯金」と答えている。
どれくらいの額の財産を構築したか聞くと、「1,000万円以上3,000万円未満」(51.8%)が最も多く、次いで「3,000万円以上5,000万円未満」(21.4%)、「5,000万円以上7,000万円未満」(14.2%)と続いた。
財産構築のための投資は、副業として始めたか尋ねると、66.3%が「はい」と答えた。副業として取り組む投資で、初心者にオススメできる方法は何か聞くと、「株式投資」(52.0%)が最も多く、次いで「投資信託」(42.5%)、「不動産投資」(20.9%)となった。
FIRE達成後も、労働で収入を得ているか聞くと、76.0%が「はい」と答えた。具体的にどのような労働形態で収入を得ているか尋ねると、「会社員」(71.3%)が最も多く、「自由業」(14.1%)、「経営」(7.2%)と続いた。