女優・モデルとして活躍する茅島みずきが、NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)に、28日放送の第97回から登場した。女優デビューから約2年で、目標にしていた朝ドラ初出演を果たした茅島。どんな気持ちで撮影に臨み、どんな役作りをしたのか。そして目覚めた新たな夢とは――。
清原果耶がヒロインを務める『おかえりモネ』は、“海の町”気仙沼に生まれ育ち、“森の町”登米で青春を送る永浦百音(清原)が、気象予報の仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。百音は東京で気象予報士として奮闘する日々を送るが、地域に根ざした気象の仕事に興味を持ち始め、地元へと戻ることに。茅島は、地元に戻った百音と出会う、東京から来た大学生・水野一花を演じる。
――茅島さんは以前から「朝ドラに出るのが夢」とおっしゃっていましたね。その夢が叶いました。
実は『おかえりモネ』には別の役のオーディションを受けていたんです。でもその役は落ちてしまって。その後、NHKの方から「別の役でどうですか?」と声をかけていただき、今回出演することになりました。決まったときは純粋にうれしかったです! でも、ずっと憧れていた場所でもあったので、同時にプレッシャーや緊張もありました。台本を読んでいくうちに頑張らないといけないと気を引き締めていきました。
――初めての朝ドラの現場がいかがでしたか?
撮影初日を迎えるまで、ひたすら台本と向き合い、どう演じたらいいのか悩みながら深く役について考えていました。人生初の朝ドラ撮影はすっごく緊張しました(笑)。でもヒロイン役の清原さんが「緊張しなくて大丈夫だよ」「いつでも分からないことや困ったことがあれば言ってね」と声をかけてくださって。そのおかげもあって、あまり緊張せず臨むことができましたし、いつでも頼れる存在がいて心強かったです。高田彪我(高ははしごだか)と清原さんの3人でよくお話をしていたのですが、高田さんが現場にギターを持ってきていて、待ち時間にギターコードを教えてくれました。すごく楽しいひとときでした。
――清原さんは事務所の先輩ですが今回が初共演ですね。感想を教えてください。
清原さんがこれまでに出演された作品は拝見していました。いままでは画面越しでしたが、今回朝ドラで共演し、実際お芝居を受けてみて、すばらしいなと思うところがたくさんありました。ヒロインはセリフ量がとても多い。自分のことでいっぱいいっぱいになりがちですが、清原さんは周囲がちゃんと見えていて、緊張している私にも声をかけてくれました。本当にすごいなと。見習いたいと思いました。
――刺激を受けたのですね。
はい、とても。清原さんはリハーサルのときも本番のときも、監督と役と話し合っている姿が印象的でした。芝居熱心で、一つひとつの表情や仕草をちゃんと役として表現されていて、その役作りに圧倒された。尊敬しますね。自分も役作りを頑張らなきゃなって改めて気持ちを引き締めました。今後の参考にさせていただいた部分がたくさんあります。