便は健康のバロメーターです。朝、すっきり出ると、一日を気分よく過ごすことができます。いっぽう、便秘になると、なんとなく気分がイライラしたり、ぽっこりお腹が気になるなど体調にも影響が及びます。今回は、便秘対策にぴったりのれんこんきんぴらレシピをご紹介しましょう。

便は1日1回、朝食後にいきまず排便が理想

便は、食べた物からからだに必要な栄養素が吸収された後の「残りかす」になります。体の中にたまってしまうと、悪影響があります。便秘は、便が腸の中を進んでいく中で、水分が吸収され、少なくなることと強く関係しています。口から入る食べ物、飲み物の水分は1日約2リットルです。胃腸から分泌される消化液も加わりますので、大腸には多くの水分が流れ込むようになっています。その水分の多くは、大腸を通過する際に吸収されて、食べ物の残りかすが適度な硬さの塊になります。大腸内での水分吸収量が少し増えるだけでも便が硬くなり、便秘になりやすくなります。

便秘改善方法!

便秘の原因はいろいろありますが、最も多いタイプの便秘は、機能性便秘と呼ばれるものです。生活習慣やストレス、加齢などの影響を受けて、大腸や直腸、肛門の働きが乱れる結果、便秘となります。よいお通じのためには、食事内容や運動、生活リズムを改善することで、腸も活発に働くようになりますので、生活リズムを見直すことも大切です。 体には、一定の時刻がくると自然に眠くなり、一定時間眠ると自然に目が覚めるように、1日の周期の生体リズムが備わっています。これは体内時計とも呼ばれ、睡眠、覚醒をはじめ、体温、血圧、ホルモン分泌などのリズムを整えています。この体内時計が乱れると、肥満、糖尿病、心臓疾患などのリスクを高めることがわかっています。体内時計を整えるためには、次の5つのポイントを注意してみましょう。

ポイント1 朝、太陽の光を浴びる
朝、目覚めたらまず太陽の光を浴びましょう。朝日を浴びることで、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌が止まり、体が活動的になります。目覚めたあと、14~16時間後に再び分泌されて、眠気を誘うように働きます。

ポイント2 朝ごはんを食べる
体内時計をリセットする朝日とともに、食事をとることが大切です。胃や腸が活動して、胃に食べ物が入ることで、お通じのサイクルも改善します。

ポイント3 毎朝、トイレに座る
朝食で、腸を動かすことができたら、必ずトイレに行くようにしましょう。5分程度座ることを続けると、排便のリズムをコントロールしやすくなります。

ポイント4 昼間は体を動かす
腸の働きを活発にするためには、食事も大切ですが、運動することも有効です。運動によって、外から腸に刺激を与えることで、排便が促されます。また、適度な疲れによって、睡眠の質が良くなり、眠りにつきやすくなります。夕方に軽く運動を行うと、皮膚近くの血行が促され、深部対応が下がりやすくなりますので、30分程度のウォーキングを日課にするのもおすすめです。

ポイント5 夕食は寝る前3時間までに済ませる
寝る直前に食事をすると、胃の中に未消化の食べ物が残ってしまいます。胃は、睡眠中も働き続けることになり、睡眠の質を下げることにもつながります。翌朝の食欲が減退してしまうこともあり、朝食を抜くなど、生活リズムを崩してしまう原因にもなりかねないため、なるべく寝る前3時間までに済ませるようにしましょう。満腹食べるよりも腹八分まえに抑えることで、ダイエットにもよい影響があります。

便秘改善&ダイエットにおすすめのれんこんレシピ

便秘改善、ダイエットにもおすすめのれんこんレシピをご紹介しましょう。

れんこんのきんぴら
<材料>2人分
れんこん   1節
酢      少々
ごま油    大さじ1
・出し汁    100ml
・濃口しょうゆ 大さじ2
・みりん    大さじ1と1/2
・砂糖     小さじ1
・一味唐辛子  お好みで

<作り方>
1:れんこんは皮をむいて、薄切りにする。酢水にさらして、水けを切っておく。
2:鍋にごま油を熱し、1を炒める。だし汁、濃口しょうゆ、みりん、砂糖を加えて煮詰める。
3:火が通ったら、器に盛りつけて、一味唐辛子をお好みでかけたらできあがり。

れんこんは水煮タイプを利用すると、下処理なく簡単に作ることができます。お好みで選んでみましょう。れんこんには、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれていますので、美容や便秘予防にも有効です。食事に取り入れて、おいしくお通じ改善しましょう。