数ある星野リゾートの中でも、ファミリーに大人気の「リゾナーレ熱海」。一度は泊まってみたい“子連れ旅の聖地”的存在で、2021年12月には開業10周年を迎えます。

今回はそんな「リゾナーレ熱海」に密着して、感染症対策を中心に取材を行ってきました。コロナ渦で生み出された「新ノーマルビュッフェ」の導入、コロナウィルスの感染能力を無力化する「メディカルナノコート」の塗布など、館内には安心ポイントが盛りだくさん。

ただ3密回避や衛生管理に徹底して取り組むだけでなく、ワクワクする非日常体験もホテルステイに落とし込む。人気リゾートの楽しみ方が変わり始めています!

1.ソーシャルディスタンスを保ってチェックイン

  • ソーシャルディスタンスを意識したフロント

さまざまな経験を通じて、人生を豊かなものへと変えてくれる旅。Withコロナの中で、旅に求められるのは、経験+非日常を安心して楽しめることではないでしょうか。星野リゾートでも、3密回避や衛生管理を新たな軸に、従来のサービスをアップデートさせています。

チェックイン&チェックアウトを行うフロントも、その一つ。フロントカウンターには、飛沫防止のアクリルボードを設置。さらにゲスト同士が間隔を開けて並べるように、レーンに番号が付けられています。

2.子どもたち集まる場所も徹底して3密回避

  • お天気や季節を気にせず利用できる、ホテル2Fの温泉プール

子どもたちが遊べる場所はどうしても密になってしまいますが、ここでもしっかり3密回避。

「大人用プール」と小さな滑り台付の「子供用プール」の2種類がある、人気の温水プールは完全予約制に変更。1時間最大15名までの人数制限があるので、以前よりゆったり楽しめます。

3.子どもたち集まる場所も徹底して3密回避

  • 「キッズルーム」と「ナーサリールーム」は、それぞれ入場証を首にぶら下げて利用

プールに加えて、海を見ながら遊べるボールプール、ボルダリングウォールなどがある「キッズルーム」や、ハイハイやつかまり立ちの子どもにおすすめの「ナーサリールーム」も、密を避けるために入場制限が設けられました。

子連れの方に嬉しいスポットは、安心・安全に遊べる工夫がいっぱい。これなら、子どもたちの好奇心を満たしながら、日頃のストレスを発散させてあげられますね。

4.支配人に聞いた!新ノーマルビュッフェに対する想い

  • 支配人の福井ゆう子さん

そして、大きく変わったのが食事のスタイル。星野リゾートのリゾナーレ ブランドでは、2020年7月から、コロナ対策を万全にした「新ノーマルビュッフェ」を導入させましたが、いち早くこのビュッフェをスタートさせたのが「リゾナーレ熱海」です。

そんな新たな取り組みに果敢にチャレンジする、「リゾナーレ熱海」支配人の福井さんにお話を伺ってきました。

「この施設は、赤ちゃんや乳幼児など小さなお子さんがたくさん訪れる施設。コロナの影響でビュッフェを中止した当時、ファミリーを中心に「子供たちに、自分の食べたいものを選んで、もぐもぐ食べる楽しさを伝えたい!」という声が多くあり、そのニーズに答えようとスタッフ一堂全力で取り組みました。

「ビュッフェをカタチ」にという話が上がってからは、短期決戦!何度もトライ&エラーを繰り返し、その日に修繕できることはすぐに改善。スピーディーにどこよりも早く、新ノーマルビュッフェを導入したんです。」そう力強く語る福井さん。

  • 子どもたちがマスクを忘れてきても安心!

ビュッフェが人気の「スタジオビュッフェ もぐもぐ」にお邪魔すると、入り口には大人用と子供用のマスク・手袋が用意され、「抗ウイルスコーティング メディカルナノコート」を塗布した掲示もありました。

「メディカルナノコート」とは、国際特許を取得した特殊皮膜ナノコーティング技術。太陽光や人工光などの光をキャッチして、表面に触れた細菌やウイルスを弾き飛ばす上に、感染力を不活化させてるのだとか。

しかもスゴイのは、一度コーティングすれば、その効果が約3年も持続するということ!

  • 安心を見える化する「CO2濃度測定器」

さらに「スタジオビュッフェ もぐもぐ」の一角には、「CO2濃度測定器」を設置。1時間に1回測定して、厚生労働省や新型コロナウイルス対策本部で言われている基準値「1000ppm以下」よりもさらに厳しい、「800ppm以下」になるように換気対策を行っています。

  • ソーシャルディスタンスを確保するための専任スタッフ

ちょうど取材をしていると、スーツを着たスタッフが「お料理を席まで運びましょうか」とゲストにお声がけ。聞けば、ビュッフェスペースの混雑状況を管理する専任のスタッフがいて、空いている場所を案内してくれたり、待機列が長くなるお料理を席まで運んでくれるのだとか。

  • トレイも最初からテーブルの上に用意されています

テーブルの上に用意されたトレイを持って、いざビュッフェ台へ!目を引いたのは、ビュッフェ台に設置された「アクリル製カバー」です。これは、大人の平均身長から料理の取りやすさや飛沫感染を予防する高さ&角度を考慮して作られた、新ノーマルビュッフェの取り組みのひとつ。

さらに、ソーシャルディスタンスを保つための「靴マーク」が足元に描かれるなど、さまざまな工夫が散りばめられていました。

実際にビュッフェを試してみると、料理はつかみやすく、飛沫が飛ぶ不安も感じません。限られた条件の中で、「ビュッフェを楽しんでもらいたい!」という熱い気持ちが伝わってきます。

  • バランス良く盛り付けられた「お子様用プレート」

そして驚いたのが、お料理を盛り合わせた「お子様用プレート」が用意されていたこと。お願いすると、着席してすぐのタイミングで出してもらえます。

……なるほど!確かにこれなら、子どもが落ち着いて食べている間に、お父さんお母さんもゆっくりビュッフェを楽しめますよね。

  • オリジナリティーあふれる豪華なビュッフェ

熱海らしいメニューがそろい、飽きずに最後まで楽しめるのも、このビュッフェの魅力。

大人気の「マグロ」コーナーには、わさび醤油のほかに、コチュジャンベースやごま油&塩をベースにした調味料が置いてあり、ワクワクしながら未知の味を楽しめます。

新鮮な野菜を活かしたサラダコーナーは、トッピングが豊富!サーモンやサラダチキン、ベーコンを組み合わせて、自分だけのオリジナルサラダプレートが作れるんです♪

5.お部屋にいながらリゾート気分に浸れる「テラスリビングスイート」

  • 158平米の広々した「テラスリビングスイート」

さて、今回宿泊したお部屋は、2019年に作られた「リゾナーレ熱海」最大の広さを誇る「テラスリビングスイート」。テラスへと続く開放的なリビングルームがあり、ベッドルームはなんと2つもあります。

熱海の空と海を連想させるブルーの色合いがステキ!お部屋にいるだけで、リゾート気分がぐっと高まります。

  • 全客室に手指消毒用アルコールがあり安心!

お部屋まるごとクリーンな空間を保つために、室内には空気清浄機や加湿器を設置。あると嬉しい消毒用アルコールも用意されています。

  • オーシャンビューが一面に広がるテラスリビング

テラスに出てみると、そこは相模湾の絶景を楽しめる特等席。オープンエアな空間には、広々としたベンチも置かれています。

  • テラスリビングでゆったりティータイム

テラスリビングでは、ティータイムを楽しむのがおすすめ。バスケットに入っていた「静岡茶ラスク」片手に、コーヒーをドリップしながら過ごせば、最高の気分♪

思わず「ずっとここに住みたい……」と願ってしまった極上の癒しスポットです。