突然ですが、皆さんTシャツは好きですか? 元々は下着だったTシャツ、今では立派なアウターアイテムの一つ。古着のTシャツから最新モードまで、性別や年齢を問わず愛用する人が多いですよね。

筆者も最近はフォトTシャツに注目し、お気に入りの写真作家の作品がプリントされたものを集めています。

そんなTシャツ好きなら、街中にある「Design Tshirts Store graniph」のロゴに見覚えがあるでしょう。同店がロゴを「graniph(グラニフ)」にリブランディングし、9月8日より新店としてグラニフ原宿店をオープンしました。

  • 9月8日より、明治通りにオープンした「グラニフ原宿店」

ドラゴンクエストとの新レーベル「DQ+g」

明治通りにオープンした店内には、Tシャツはもちろん、スニーカーやワンピースなどのアパレル商品から、マグカップやスマホケースなどの日用品まで展開。

「グラフィックのある豊かな暮らし」を感じさせるデザインで店舗は仕上げられている、と同社の代表取締役である村田昭彦氏はコンセプトを説明します。

  • グラニフ 代表取締役 村田昭彦氏

  • 白を基調とした「グラフィックデザインが主役」になる空間

  • ドラゴンクエストとの新レーベル「DQ+g」やマクドナルドなど多数のコラボグラフィックアイテムが登場

商品ラインナップも、キッズ商品からベビーアイテム、アート・マンガ・ゲームなどとのコラボレーションものまで幅広くあるので、老若男女問わず楽しめそうです。

なお、原宿店限定先行販売商品として、「グラフィックTシャツ(サイズ:SS/S/M/L/XL)」(2,750円)、「グラフィックマグカップ」(1,980円)、「グラフィックスニーカー」(7,700円)、「グラフィックスマホケース(iPhoneSE)」(2,750円)、「グラフィックスマホケース(iPhone12)」(3,300円)などが用意されています。

  • 左は「グラフィックスマホケース(iPhoneSE)」(2,750円)、「グラフィックスマホケース(iPhone12)」(3,300円)、真ん中に「グラフィックマグカップ」(1,980円)など

  • 「グラフィックスニーカー」(7,700円)と、左はEASTPAKとのコラボアイテム「Backpack(EASTPAKxgraniph)」(1万1,000円)

さらに原宿店オープンを記念した限定デザイングラフィックTシャツ、「graniph Logo Harajuku」(2,200円)もリリース。

新しくなった新ロゴ付きTシャツの「Brand Logo BS」(2,200円)も販売されるなど、目移りして大変です(笑)。どちらもサイズはSS、S、M、L、XLがあります。

  • 「graniph Logo Harajuku」(2,200円)

  • 「Brand Logo BS」(2,200円)

ポップアップストア「graniph Graphic Factory」

もう一つ気になったのが、9月8~20日の期間限定で隣にオープンしたポップアップストア「graniph Graphic Factory」です。

ここでは、コントロールベアやビューティフルシャドーなど、計10種類のグラニフオリジナルグラフィックと、10色のカラーバリエーションの計100型でオリジナルグラフィックTシャツを作れるのです。当然Tシャツはその場で受け取れます。

  • 期間限定オープンのポップアップストア「「graniph Graphic Factory」

  • 10種類のグラニフオリジナルグラフィックと、10色のカラーバリエーションから好きな組み合わせを選べる

目の前で自分のオリジナルTシャツができあがるのは、見ていて楽しいですね。

  • トレーニングを受けたスタッフさんがプリントしてくれる

  • プリントしたデザインを熱圧着する

実は10月に同社は自社ECサイトを全面リニューアルしますが、そこで新サービスとしてオンデマンドサービス「graniph Graphic Factory」を展開。10月1日より開始する同サービスは、グラフィックアーカイブがプリントされたアイテムをユーザーが選ぶ「受注生産」サービスで、1週間以内に商品が手元に届くそうです。

リアル店舗とECで新たな価値を提供

村田氏は「今後は店舗面積を3倍に増やした新型店舗を拡大しつつECシェアも大幅に高め、オフラインとオンラインが融合した顧客体験を提供したい」と話します。

コロナ禍もあり、世の中的にはECの比重が高まっていますが、リアル店舗とECの立ち位置をどう区別しているのでしょう。広報担当の多部田まり子さんに聞きました。

多部田さん「10月のリニューアルに伴い、ECサイトでは『デザインの背景を解説』『コラボレーションモデルが制作される過程』などデザイナーたちの想いを物語るコンテンツを展開するなど、新たな価値を出したいと考えています。そして店舗では、今回アパレル以外に雑貨も扱うなどアイテム数が増えましたので、それらを実際に手に取って見てもらい、良さを感じてほしいと考えています」。

コロナ禍が落ち着いたら、スタッフさんだけでなく参加者が「Tシャツをプリント、圧着作業できる」ワークショップのようなことも計画したいといいます。

Tシャツ好きだけでなく、グラフィックデザイン好きにも「目を離せない存在」になりそうです。