コロナ禍による三密回避を背景に、キャンプを楽しむ人が増えるなどアウトドアへの関心が高まっています。オープンな自然のロケーションを家族で楽しむ、ソロキャンプで自由な時間を過ごすなど、楽しみ方の多様化もよく聞きます。

そんな中、イギリスのアウトドアブランドであるカリマーが「2021秋冬モデル」の内覧会を開催しました。これから夏本番! のタイミングですが、気になった商品を一足先に紹介しましょう。

なお発売前の情報のため、細かい部分で製品の仕様が変わることがあります。

  • カリマー「2021 autumn & winter」 提供:カリマーインターナショナル

カリマーが考えるニューノーマル

広報担当の中島亜唯さんによるとテーマは「ニューノーマル」。

広く一般化した言葉ですが、「新型コロナウイルスが収束しても、人々のライフスタイルが以前とまったく同じに戻ることは難しいでしょう。その中でアクティブに生きる人々をカリマーの製品でサポートしたい」と中島さんは話します。

例えば自宅のリモートワークで使えるリラックスできる上着だったり、家だけでなく外出でも使える部屋着だったり、筆者もそうですが、皆さんもそうした「快適だけど上品な衣類」が欲しいと思いませんか?

中島さんは、「リラックスできる素材やサイジングなど、『ミニマムだけど機能性が高い』『どこでも快適に過ごせる』など、アウトドアブランドの強みが生かせると思います」と自信をのぞかせます。

「カリマーの製品は山で過ごす時の『ネイチャースタイル』、街中で活躍する『ライフスタイル』の大きく2つに分かれます。ただ、使い方を制限せず、キャンプでも普段着でも両方で使えるのが一番ではないでしょうか」

特に同社は、アースカラーなど控え目な色使い、主張し過ぎないデザインなど、トレッキングでも街中でも、どちらで使っても違和感がない製品が多いと筆者も納得です。

キャンプや街中で使えそうなプルオーバー

それでは、気になった製品を幾つか紹介しましょう。

まずはキャンプシーンや休日の街中で活躍しそうな「thermal pullover(サーマル プルオーバー)」(2万4,200円)です。パッと見、オーソドックスなプルオーバーで、フロントポケットとカンガルーポケットが付いています。

  • 「thermal pullover(サーマル プルオーバー)」(2万4,200円)

  • フロントポケットとカンガルーポケットが付く

実は、このポケットの内側に「Octa」という中空糸が使われていて、普通の綿の糸に比べると軽く、保湿性と速乾性に優れており、ハンドウォーマーとして活躍するそうです。

  • ポケットの内側は「Octa」という中空糸で編まれている

また左右のスリットはジップファスナーで開くことができ、気軽に脱げないプルオーバー型でも簡単に体温調節が可能になります。ちなみに細かい仕様ですが、ドローコードを調節する部品も分離可能なので取り回しがしやすいのもポイントでした。

  • 両サイドをジップで開閉できる

  • ドローコードを調節するパーツに「ある仕掛け」が

  • パーツが分離する

カリマースタッフにも大人気

次は街中、職種によっては会社でも使えそうなアイテムを見つけました。「gust crew(ガスト クルー)」(2万2,000円)という、フロントの3つボタンが特徴となるノーカラータイプの中綿ジャケットです。

  • 「gust crew(ガスト クルー)」(2万2,000円)

  • チェストポケットはパッカブル仕様

シンプルなデザイン、パッカブル仕様で携帯するのも楽ということで、同社のスタッフたちにも大人気だと言います。

また今回初登場となるウィメンズ向けの「gust reversible coat W's(ガスト リバーシブル コート W's)」(2万8,600円)は丈が長くなり、取り外し可能なフードが付き、名前の通りリバーシブル仕立てになっています。

  • 「gust reversible coat W's(ガスト リバーシブル コート W's)」(2万8,600円)

  • 取り外し可能なフード

スーツスタイルでも活躍するダウンコート

仕事着でも活躍しそうなのが、「shuttle down coat(シャトル ダウン コート)」(4万1,800円)。防水素材を使い、スーツの上に着てもジャケットがのぞかない着丈、スーツに合わせても違和感を与えないデザインが特長なので、サラリーマンには使いやすそう。

フードは首に収納可能なので、天候に応じて使い分けできるのもいいですね。ロゴが左袖にさりげなく配置されているだけなので、「ザ・アウトドア」感のない、同社らしいプロダクトだと思いました。

  • 「shuttle down coat(シャトル ダウン コート)」(4万1,800円)

  • 中綿にリサイクルダウンを採用

  • 控え目なロゴがビジネスシーンでも違和感を与えない

近場の旅行を快適に

あるカバンメーカーの担当者の方によると、コロナ禍で遠方への旅行は避ける傾向は続きますが、近接地を旅することへの関心が高まっているそうです。カリマーにも、そんな「ちょっとした旅行」で活躍しそうなプロダクトもあったので紹介します。

アウターとして重宝しそうなのが、パッカブル仕様の「wander storage coat(ワンダーストレージコート)」(2万5,300円)で、たたむと13インチPCを収容できるバッグに変身します。

  • パッカブル仕様の「wander storage coat(ワンダーストレージコート)」(2万5,300円)

  • 13インチPCが収容できるバッグに変化する

また「comfort shirring pants(コンフォート シャーリング パンツ)」(1万4,300円)は移動時に重宝しそうな4WAYストレッチのパンツで、ウエストや裾をゴムで調整するシャーリング仕様により、ストレスフリーで過ごせそうな印象です。

  • 「comfort shirring pants(コンフォート シャーリング パンツ)」(1万4,300円)

特徴的なのが、通常のパンツとは微妙に異なる位置にポケットが配置されています。これは座ったり、リュックを背負ったりした時にポケットに入れたものが当たったり、邪魔になったりするのを避けるため。

それ以外にも、ポケットに鍵をかけるキーループがあるなど、細かいところも同社のこだわりを感じますね。

  • セキュリティジッパーポケットは微妙に配置を変えている

  • ヒップセキュリティジッパーポケットも同様にズラして配置

  • ポケットにキーループが付いている

散歩のお供に使える

旅行というより、近所を散歩する時に使えそうなサコッシュも気になりました。「TC sacoche pouch(TCサコッシュポーチ)」(2,750円)はショルダーベルトが取り外し可能で、ポーチとしても使えます。

  • 「TC sacoche pouch(TCサコッシュポーチ)」(2,750円)

  • ミニマムなサイズ感が散歩によさげ

小さいながらも、キーフックが付いたり、ショルダーベルトのデイジーチェーンでカラビナを引っかけたりできるのがアウトドアブランドらしい機能性を持たせているのが特長です。

  • デイジーチェーンでものを引っかけることが可能

それ以外にも、大型のサコッシュがあります! 「TC sacoche L(TC サコッシュ L)」(3,300円)はモノをいろいろ入れたい、という声に応えて登場した大きいサイズで、13インチのノートPCもジャストですが入るサイズ感。

散歩でも活躍するでしょうが、旅行先でのサブバッグでもよさげな印象です。

  • 「TC sacoche L(TC サコッシュ L)」(3,300円)

  • 13インチのノートPCがジャストで入るサイズ感


今回発表されたトップスやボトムスの多くが、裏地やポケット地に抗菌加工素材を採用。またサステイナビリティを重んじ、幾つかの製品にはリサイクルダウンや植物由来原料を使用しています。

こうした「対策」「配慮」をさりげなくしているのはイギリス発祥の同社らしい気がしました。今回紹介した秋冬モデルは9月に発売する予定です。