春から夏にかけて産卵期を迎えるというウミガメ。この夏、小笠原諸島でもたくさんの子ガメが誕生したようです。

アオウミガメなどの海洋生物の保護や調査研究を行っている、小笠原海洋センターの公式ツイッター(@mt_seaturtle)が投稿したこちらの動画をご覧ください。

やはり、お腹は見られたくないそうです‼︎
(@mt_seaturtleより引用)

お腹の前で前肢をパタパタさせる仕草、たまらなく可愛いですね。この動画に、「いやーン、恥ずかしいって言うとる、かわいい〜」「頬をぺちぺちされたい」「可愛すぎて悶えました」「これはたまらん」「癒されます〜」と、みなさん悶絶。

また、お腹を隠そうとする亀に、「亀にも恥じらいが…」「腹筋割れててカッコいいのに!! 」「急所だからねぇ…」「本能的に…? 」というコメントも。亀のこの行動について、小笠原海洋センターの担当者の方にお話をうかがいました。

―― このウミガメは生後どれくらいですか? また、これはどういった行動なのでしょうか?

担当者:投稿日の前日の夜に産卵巣からでてきました。お腹におヘソのようなものが見えると思うのですが、これは卵黄で、稚ガメ(カメの赤ちゃん)に必要な栄養分がたくさん入っています。この卵黄はいずれお腹の中に吸収されてしまうため、私たちは菌が入らないように触らないようにしています。個人的には、大切なおヘソの部分を守るためにこのような行動をしているのではないかと思いますが、カメになったことがないので、推測です。

―― この子ガメはどこで生まれたのでしょうか? また、いずれ海に帰るのですか?

担当者:大村海岸で産卵が確認され、海洋センターのふ化場にてふ化した子です。基本的にはできるだけ早く海岸へ行き放流します。この稚ガメは昨日(取材時点)放流しました。

―― 今回のツイートが話題になっていることについて、率直な感想を教えてください。

担当者:たまたま撮れた映像が想像以上に反響があり、スタッフ一同驚いております。フォロワーの皆様にカメの魅力をより知ってほしいですし、海洋センターに実際に足を運んでカメに触れ合っていただきたいです!!


「こんなに小さいのに、あんなに大きくなるとは」というコメントもありました。ちっちゃな体で、一生懸命に力強く生きていく子ガメたち。これからの成長が楽しみですね!