女優の福本莉子と、Travis Japan/ジャニーズJr.の松田元太が、映画『君が落とした青空』(2022年初春公開)でW主演を務めることが3日、明らかになった。

  • 左から福本莉子、松田元太

    左から福本莉子、松田元太

同作は櫻いいよによる同名小説の実写化作。高校生の実結(福本)の目の前で、恋人の修弥(松田)修弥が交通事故に遭ってしまう。実結は突然の事故にパニックになるが、目が覚めると事故当日の朝に戻っていた。“修弥を助け出す”と心に決めた実結だったが、何度も「同じ日」を繰り返す中で、彼が隠していた事実を知る。

主人公・水野実結役を演じるのは、沢口靖子・長澤まさみ・上白石萌歌らを輩出した「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリ&集英社セブンティーン賞を受賞・女優デビュー、『思い、思われ、ふり、ふられ』 (20年)で浜辺美波とWヒロインとして出演し注目を集めた福本莉子。本作では、とにかく素直で一生懸命、“思わず応援したくなる”等身大のヒロインを瑞々しく演じている。

そんな福本演じる実結と付き合って2年目になる篠原修弥役には、2012 年に結成されたジャニーズJr.内ユニット“Travis Japan”のメンバーであり、雑誌ViViの人気企画「【2021年上半期】国宝級イケメンNEXTランキング」で第2位にランクインした松田元太が決定。サッカーが得意な校内の人気者である一方で、実結に対してだけはどこか不器用な一面も持ったキャラクターを誠実に演じきった。

監督を務めたのは、ドラマ『おっさんずラブ』(18)で演出を担当した回がTwitter の世界トレンド 1位となり大きな反響を巻き起こしたYuki Saito。本場ハリウッドで映画を学んだ後、これまで世界各国の映画祭でも高い評価を得てきた俊英が、2人の繊細な心情を丁寧に描いていく。

福本莉子 コメント

私が演じる水野実結は、まっすぐで一生懸命な女の子です。
もしも同じ1日を何度も繰り返すことが出来るなら実結の目に映る風景がどんな風に変わっていくのか、変化する心を監督と相談しながら丁寧に表現しました。
この映画を観た後、皆さんが感じる毎日が少しでも違って見えたら嬉しいです。

松田元太 コメント

篠原修弥を演じさせていただきました! Travis Japanの松田元太です!
オファーを頂いた時は僕にこんな大役ができるのかと物凄く不安と、喜びと、いろんな思いがありましたが、嬉しさのあまり速攻メンバーや家族に連絡しました!僕が演じさせていただいた修弥は、学校の中では人気者でみんなと仲が良く、恋愛に対してはどこか鈍感なところがありつつも、彼女への愛は真っ直ぐでピュアな男の子です。修弥という1人の男の子を大好きになり、そんな修弥を皆さんにも大好きになってもらい愛されるキャラクターになればいいなと思います!
この作品を通して1日1日の大切さや、単純な毎日かもしれないけど、さりげないことがどれだけ大切で、当たり前な事など何一つなく日々感謝して生きていきたいと強く思えた作品です。はじめての経験ばかりで未熟な僕ですが、全力でこの作品に想いを込めて出演させていただきました。
どうか温かく観ていただきたいです!よろしくお願いします!

原作:櫻いいよ コメント

デビュー作が10年後に映画化されることに、映画になるの? ……え? 本当に? と半信半疑のまま今日まで過ごしていました。今もまだ、喜びや驚きで、ふわふわしています。
Yuki Saito監督や脚本家の鹿目けい子さん、そして福本莉子さん、松田元太さん、その他たくさんの方々のおかげで、原作以上に切なく優しい素敵な物語になっています。この映画を観てくださった方と映画について語りたい!というのが今の私の夢です。
私と一緒に公開を楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

Yuki Saito監督 コメント

原作を読んで、同じ1日は決してやってこず、自分の気持ちや行動次第で変わっていくという事を感じました。
受動的だった実結が能動的にアクションすることで、修弥や周りのリアクションも変わっていくという登場人物の心の変化を大切にして描きました。
次世代を担う福本莉子さん、松田元太くんが、何度も全力で走り、寒い時期の撮影で雨に打たれ、お互いを思い合う姿を繰り返す度に、心臓をギューッと掴まれました。当たり前だった日常がなくなってしまった今だからこそ、1日1日、この瞬間を精一杯生きることの大切さを、映画を見て少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

(C)2022映画『君が落とした青空』製作委員会