モデルでタレントの滝沢カレンが、自身が専属モデルを務めるファッション誌『Oggi』10月号(小学館 27日発売)で、“編集長”に就任。新企画「編集長・ 滝沢カレン」で16ページ丸ごと、企画から構成、取材、執筆までを担当する。

滝沢カレン

ユーモラスな「言葉選び」でバラエティ番組などに引っ張りだこの滝沢。同誌でも短歌連載や料理レシピ解説で、その唯一無二の世界観を披露してきた。そんな彼女が、“新編集長”となって選んだテーマは、「絵画」。「知識はほぼ素人」というテーマを選んだ理由として、「名前は知っていたり、好きな気持ちはあるのに、実は知らない……私にとって“アート”はまさにそんな世界でした。人は、知らないことをそのままにしても生きていけます。でも、この歳になって知ることって楽しい。それを伝えたかったんです」と説明している。

企画は、滝沢が以前から気になっていた世界の名画6点を選び、一枚の絵から縦横無尽に妄想をふくらませ、独自の物語を作り上げていくというもの。例えば、クロード・モネの名画『散歩、日傘をさす女性』はこのようになる。

■タイトル:いつだって方向音痴

『散歩、日傘をさす女性』(C)Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, C ourtesy National Gallery of Art, Washington

「お母ちゃん、ここどこ? 今日は新しくできたお菓子屋さんに連れていってくれるんでしょ」「きっともう着くわよ」。自信満々に久しぶりに顔を上げるとお菓子屋さんを目指して自宅を出たものの、気がつくと聞いたことのない小丘な原っぱにいた。そして振り向くと、町はだいぶ下にみえている。子は、またか、という唖然さを隠しきれずに町を眺めている。(中略)おっちょこちょいながらも、優しい母を見守る坊やが癒やしの僕とも名が高い絵。地図ができたのはこの時代のもっともっと後のことだった。

「編集長・滝沢カレン」では他にも、本人が撮影した空の写真で物語を作ったり、大好きな海苔でいろいろな具材を巻いてみたり、クロワッサンの食べ比べ企画だったりと、そのすべてが想像の斜め上を勢いよく飛んでいくセンスに、編集部も圧倒される16ページに仕上がっている。