JR西日本和歌山支社は24日、きのくに線(紀勢本線)紀伊田辺~新宮間の普通列車で自転車をそのまま車内に持ち込めるサービス「サイクルトレイン」の実証実験を9月1日から実施すると発表した。

  • きのくに線の普通列車で「サイクルトレイン」の実証実験を行う

この取組みは、「サイクリング王国わかやま」の環境をより充実させ、サイクリング推進によるきのくに線の利用促進を図るために実施される。

「サイクルトレイン」では、事前予約や自転車を持ち込むための追加料金が不要で、乗車券のみで利用できる。人数制限は設定されていないが、車内の混雑具合により、自転車の持ち込みを断る場合があるとのこと。

自転車を解体して輪行袋に格納することなく、そのまま車内に持ち込めるため、駅を出たらすぐにサイクリングを楽しめるという。ただし、車内では自転車が転倒・滑走しないように、ゴムなどでしっかりと固定し、利用者自身が支える必要があり、固定具を所持していない場合は乗車できない。

  • 「サイクルトレイン」は「ICOCA」で乗車可能。きのくに線は車窓からの眺めも良い

  • 車内ではゴムなどでしっかりと固定する必要がある

実施期間は9月1日から11月30日まで。平日は9~17時に利用でき、土休日は終日利用可能となっている。紀伊田辺~新宮間の各駅間で乗降できる。