日本テトラパックは8月17日、「日常の食材購入と収納に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は3月22日~25日、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡在住の子どもを持つ25~49歳・有職者の女性500人を対象に、インターネットで実施した。

  • 自宅での防災対策の準備において、当てはまるもの

自宅での防災対策の準備において、当てはまるものを尋ねたところ、43.4%が「正直なところ、何を準備していいのかよくわからない」と答えた。「何となく必要そうなものを準備した」は33.6%、「自分でいろいろ調べて、必要と思うものを準備した」は20.6%だった。

自宅での防災対策として、飲食料品を準備しているか聞くと、48.8%が「している」と答えた。

  • 自宅での防災対策として、飲み物や食べ物を準備していますか

防災対策の準備において、飲み物や食べ物の準備についてあてはまるものを答えてもらったところ、50.4%が「なんとなくよさそうなものを準備した」と答えた。41.8%は「自分でいろいろ調べてこれが必要だ、と思うものを準備した」、21.3%は「防災対策コーナーで準備されているものを購入した」と答えている。

  • 防災対策の準備において、飲み物や食べ物の準備についてあてはまるもの

どのくらいの頻度で、飲み物や食べ物の状態(賞味期限や在庫の数など)を確認しているか聞くと、「3か月に1回程度」が30.3%、「6か月に1回程度」が31.1%で、6割以上が半年以内にチェックしていることがわかった。

  • どのくらいの頻度で、飲み物や食べ物の状態(賞味期限や在庫の数など)を確認していますか

食材の活用法として、常温で比較的長期間保存ができる飲食料品を少し多めに買っておき、賞味期限が近付いたものから順番に食べて、食べた分だけ買い足す「ローリングストック」というものがある。この活用法を知っているか聞くと、55.6%が「知らない」と答えた。

  • ローリングストックという食材の活用法を知っていますか

ローリングストックを知っていると回答した人に、実際に意識して蓄えているか尋ねたところ、13.5%が「している」、35.6%が「少し意識している」と答えた。

  • 防災対策としての飲み物や食べ物の準備について、ローリングストックを意識して備えていますか

料理研究家・防災士の島本美由紀氏は、「飲食料品を備えておくことは大切。水を各部屋に置いておくと、万が一部屋に閉じ込められてしまった時に役立ちます」とアドバイスしている。飲み物や食べ物は、大規模災害に備え、家族の人数×7日分の準備が望ましいとのこと。

また、非常食(賞味期限が3~5年と比較的長いレトルトのおかゆや乾パン)と、冷凍食品や缶詰、常温保存できる日常食をバランスよく準備しておくとよいという。日常食の多くは賞味期限がちょうど半年から2年程度のものが多いため、その間隔で見直しをすることをすすめている。

ローリングストックには、ロングライフ紙パックという常温で長期保存ができる紙パックに入った豆乳や野菜ジュース、牛乳や豆腐なども適している、と島本氏。保存料が入っていないため、子どもにも安心して食べさせることもできるという。賞味期限の長い飲食料品はネットショッピングで複数買っておくのも便利とのこと。