――3月に「大阪進出」を発表されましたが、手応えはいかがですか?

サーヤ:やっぱりお笑いの純度がすごく高いなと思いました。東京とは全く違う手法でロケをするし、学ぶことがめちゃめちゃ多いですね。ワイプで円広志さんがしゃべってる言葉とか全部面白いし(笑)、そういうのを1個ずつ吸収してて、すごく楽しいです。かまいたちさんと共演させてもらったとき、「大阪って異様にロケ回したりするから、やらなくていいこともたくさんするし、街頭インタビューもある程度撮れてるのに夜までやらされるけど、それは力になるよ」と言っていただいたので、修業だと思って楽しくやっています。

ニシダ:単独ライブをやる予定がコロナで中止になってしまって残念だったのですが、7月にようやくできて、大阪進出という意味では大きかったですね。これでまた、関西での活動の幅が広がって、知ってもらえるんじゃないかと思います。

――大阪で鍛えられた面を、今回の収録で発揮できた部分はありますか?

サーヤ:今日はすごい自由にやらせていただいたんですけど、自由な環境でいろいろやるという状況は今増えてきているので、やりやすかったですね。

――料理番組は、料理を作るのにも集中しなければならず、そうするとトークがおそろかになってしまって難しいのかなと思ったりするのですが、いかがですか?

サーヤ:今日の料理は思ったより全部簡単だったので、大丈夫でした。魯肉飯(ルーローハン)とか、鶏肉飯(ジーローファン)とか、アメリカンドッグとか、手が込んでそうな料理名でも、フタを開けたらすごく簡単だったので。

ニシダ:アクアパッツァのとき、俺ひと言もしゃべんなかったからね。だから、今日はありがたかったです。

■サーヤがピンで出る番組は「終われ」と願う

――最近はサーヤさんが『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレビ朝日)、ニシダさんも『クイズ!THE違和感』(TBS)の再現ドラマなど、ピンでのご活躍も増えてきました。

ニシダ:俺の方、弱いなあ…

――大悟さんにハマってるじゃないですか!

サーヤ:ハマってますよね。

ニシダ:そうですね、ありがたいです。

――お互いのピンの番組は、ご覧になるんですか?

サーヤ:ニシダは私の出てる番組絶対見ないもんね。私が活躍するのをよく思ってないので。

ニシダ:サーヤさんがピンで出る番組は「終われ」と思ってます。「身内で誰か不祥事やらかせ」っていう感じで見てますけど。

サーヤ:私はニシダがフィーチャーされてるのうれしいですけどね。

ニシダ:なんか器のでかさの違い見せつけられたな…。

サーヤ:いや、事務所の社長として。ニシダはまだ利益を上げてないのに、経費だけ落とそうとするので。

――経費なんて何に使うんですか?

サーヤ:彼女と行った焼き肉とか、経費で落とそうとしてくるんですよ。私、全部弾いてますから。

ニシダ:それは次の日の仕事を頑張るための焼き肉だから、経費で落としていいはずなんですよ。

サーヤ:いや、ならないから。そしたらみんな全部の晩ご飯落とせちゃうから。

ニシダ:今後も領収書出していきますから、よろしくお願いします。