女優の恒松祐里、俳優の岸谷五朗がW主演を務める“イヤードラマ”『パパの恋人』(全5話・毎週金曜日新エピソード更新)が、音声サブスクリプションサービス「NUMA」にて、6日より配信スタートする。
大事なことは、ファミリーレストランで話す。それがルールの花田家で、父ひとり・娘ひとりで仲睦まじく暮らしてきた緑郎と女子高生の双葉。ある日、ファミリーレストランで「付き合いたい人がいる」と明かした緑郎に対し、双葉は思いのほか動揺してしまう。父が紹介しようとしているのは女性でなく男性だった。母を亡くした娘と、妻を亡くした父。母の存在はなんだったのか、そして生まれてきた自分の存在の意味は? 果たして父娘の絆は、この事態を乗り越えることができるのか……。
双葉を演じるのは、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』に出演し、Netflix『全裸監督シーズン2』でニューヒロインを演じ上げ話題の恒松。父親の緑郎役には、演劇界を牽引する地球ゴージャス主宰の岸谷。この作品は、LGBT総合研究所が監修に入り制作したオリジナル脚本で、ゲイの葛藤やそこに向き合う家族の姿を恒松と岸谷が繊細に丁寧に演じている。そのほか、NHK大河ドラマ『龍馬伝』、NHK連続テレビ小説『てっぱん』に出演した松田悟志と、子役の江口慶も出演。制作にはNHKエンタープライズのチームが入り、本格的な作品に仕上がっている。
■恒松祐里コメント
自分がよく理解していない物事は、知識が無いから怖いし、拒絶したり理解しようとしなかったりする。でも少しでも歩み寄ろうという気持ちがあれば、今まで見えなかった景色が見えてくるかもしれない。そんなことに気付かせてくれる作品だと思います。岸谷さんを始めとした素晴らしい方々と物語を紡ぐ事ができて嬉しかったです。たくさんの方に届きますように。
■岸谷五朗コメント
今回共演した恒松さんは、一つひとつのセリフを大事に、丁寧に表現されていました。彼女の内面の繊細さが、双葉という役の心情をきっちりと捉えていて、とても素晴らしかったと思います。監督もたくさんの経験を持つ監督であったので、耳だけで聴くドラマを表現するということが、役者としてとても手助けになりました。そして脚本が非常に練れていて、耳だけで聴くドラマとして、とても面白味もあり少しスリリングでもあり素敵な台本でした。