KabuK Styleは8月1日、定額制宿泊サービス「HafH(ハフ)」を大型リニューアル。8月31日まで「リニューアル記念! ハフの日祭りキャンペーン」を開催している。

  • KabuK Style代表の大瀬良亮氏

HafHとは、国内361都市、海外173都市の888拠点を毎月定額で2,980円~利用することができるサブスクリプション型サービス。近年のワーケーション・テレワーク需要の拡大に伴い、登録者数が急増している。

創業者は元首相官邸のインスタグラム担当

KabuK Styleは2018年2月に砂田憲治氏、大瀬良亮氏の2名で創業。

大瀬良氏は前職で安倍政権の広報を3年間担当しており、「女子高生が投稿しているのでは」と話題になった首相官邸のインスタグラム運営も行っていた。安倍前首相とともに世界中を訪問し、約70か国・地球15周分以上を移動するうちに「パソコン・Wi-Fi・携帯さえあればどこでも働ける」と確信したそう。

加えて世界から見た日本のポジションや、多様な価値観に触れることによる自身の成長実感、そして東京に住み続けることの危機感などを感じるうちに「誰がどこでどういう風に働きたいか自由に選べる選択肢があることが大事だと実感」し、起業を決意したという。

奇しくも2018年頃から国内外において「旅して働く」市場に注目が集まるようになり、海外の「デジタルノマド」と呼ばれる、テレワークの活用により場所にとらわれず働く人が急増。現在では推定市場規模約2,000万人、推定経済効果約800兆円とも言われている。

旅のサブスクサービス「HafH」とは?

定額制宿泊サービス「HafH」は"Home away from Home"から名づけられている。

拠点数は世界36か国、534都市、888拠点(2017年7月末現在)あり、従来の観光や出張だけではない「住む・働く・休む」場所を選べる旅のサブスクリプションサービスだ。

JR西日本と提携した会員専用のお得なきっぷ発売や、JALとの航空サブスクサービス実証実験などの取り組みも行う。

  • 8月1日からスタートした新・料金プラン

料金プランは2,980円の「ライトプラン」を筆頭に5種類。自分のスタイルに合わせて自由に選択することができ、随時プラン変更が可能。

宿泊費は現金ではなくプランごとに支給される「HafHコイン」で管理する。たとえば「このホテルなら1泊400コイン」という形だ。そのため、「5泊できるスタンダードプラスを選択したが今月は2泊しかできなかった」という場合でも余った宿泊数はコインとして還元され、余ったコインも翌月に繰り越し使用することができる。。

  • 憧れホテルも選択肢に

8月1日のリニューアル以降、ビジネスホテルだけでなく「憧れホテル」のラインナップも増やしており、「ワーケーションとしての利用だけでなく、自宅近くの提携施設で気分転換やおこもりステイを楽しんで頂けたら」と大瀬良氏は話す。

  • 提携施設の一つ「六本木ホテルS」(東京都港区)

たとえば提携施設の一つである「六本木ホテルS」を例に挙げてみると、こちらのスタイリッシュな客室「ダブル」は400コインで1泊の宿泊が可能。。

  • スタンダードプラン(400コイン)で1泊の宿泊が可能な部屋

リビングルーム・書斎・寝室・バスルームの4つの空間に分かれ、 ぬくもりを感じる客室「Four Cube」は600コインで1泊の宿泊が可能。電子レンジと洗濯機も完備されている。

  • 600コインで1泊の宿泊が可能な部屋「Four Cube」

さらに広々とした客室「Luxury」は1,000コインで1泊の宿泊が可能。いずれも1名までの同伴が可能。希望する過ごし方や残高コインに応じて好きな部屋を選択できるのも魅力だ。

  • ラグジュアリープラン(1,000コイン)で1泊の宿泊が可能な部屋

8月限定のお得なキャンペーンも

リニューアルに伴い、8月限定で新規登録をした人は通常9,800円の「スタンダートプラン」の初月料金が2,980円に! 加えて、条件を達成すると最大で1,500コインも獲得することができる。

  • 8月1日から実施中のキャンペーン内容

2019年4月にサービスを開始して以来、有効会員数が2万人を突破したというHafH(2021年8月2日現在)。特にコロナ禍の2020年の12月から約半年の間に会員数は倍増したといい、その大きな要因として大瀬良氏は「リモートワークの普及拡大に合わせ、フリーランスのみならず会社員の登録が急増したこと」だと分析する。

フリーランスや個人事業主だけでなく、働く場所の選択肢が増えた会社員にとっても、「好きな場所で働く」ことができるサービスは魅力的だ。この機会に自宅近くで、あるいは思い切って非日常な空間でのワーケーション・リモートワークを体験してみてはいかがだろうか?