明治安田生命保険は8月3日、「夏に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は2021年6月21~25日、調査対象は20~50代の個人、有効回答は1,120人。

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夏休みに使う金額、過去最低を更新

今年の夏休みに使う金額を尋ねると、平均額は「5万3,807円」と前年より1万1,350円減少し、2006年の調査開始以来、最低額を更新した。

夏休みに使う金額の前年からの変化について聞くと、38.7%が「減らす予定」と回答し、「増やす予定」(3.8%)の約10倍に。理由については、新型コロナウイルスによる「外出自粛により使い道がないため」が68.4%と突出していた。

  • 夏休みに使う金額の推移(出典:明治安田生命保険Webサイト)

各世帯における今夏のボーナス額を質問すると、平均額は「56万9,591円」。使い道については、「預貯金」が73.1%を占めた。

今年の夏休みの過ごし方については、「自宅でゆっくり」が圧倒的に多く73.4%。2位は同率で「帰省」と「アウトドア」(10.4%)だった。理想の夏休みの過ごし方は、「国内旅行」が50.6%で最多となったが、実際に予定している人は9.3%で、「多くの人が旅行を控えている現状がうかがえる」(同調査)。

今夏の実家への帰省予定を問うと、「帰省予定がない」が42.7%を占め、「帰省予定がある」(18.6%)の倍以上に。初回の緊急事態宣言が発令された2020年4月以降の帰省有無について調べると、半数以上の50.2%が帰省しておらず、さらに帰省先が遠方(帰省先が自宅と同一もしくはその隣接する都道府県以外の人)の場合は70.0%が帰省していないことがわかった。

今年の夏休みを表す漢字一文字については、1位「家」(35.9%)、2位「控」(23.5%)、3位「近」(23.0%)、4位「節」(17.5%)、5位「耐」(14.6%)。前年1位の「耐」は5位に順位を下げる結果となった。