ネクストレベルが運営する縁結び大学はこのほど、「お盆休み、夏休みの過ごし方」に関する調査結果を発表した。同調査は7月9日~12日、全国の18~49歳の男女364人を対象に、インターネットで実施した。

  • 夏休みはどう過ごしますか

夏休みはどう過ごすか尋ねたところ、61.4%が「普段どおりに過ごす」、38.6%が「遊びに出かける」と答えた。2020年調査時と比べると、「遊びに出かける」人が9.1ポイント増加している。

今年の夏も普段通りに過ごすと答えた人に、具体的にどのように過ごすのか尋ねたところ、「実家の墓参り」「家でバーベキュー」「家でのんびり映画を見る」「家で子どもと一緒におうちキャンプ」「地方のグルメを取り寄せて食事を楽しむ」「近場の公園に行く」といった声が寄せられた。

遊びに出かける予定の人に、具体的にどのように過ごす予定か聞くと、長期間、遠方や海外などを旅行するという人はほとんど見られなかった。「県内限定で、海、川、滝、山登りに行く」「実家に帰省」「日帰りで観光」など、人が少ない場所やアウトドア(山や海など)に出かけるという声が多くを占めた。

夏休み・お盆休みは具体的に何をして過ごす予定か複数選択で尋ねたところ、「家で過ごす」(35.5%)が最も多かった。

  • 夏休み・お盆休みは具体的に何をして過ごす予定ですか

今年と去年で比較すると、今年の方が数値が減っているのは「家で過ごす(7.4ポイント減)」、「買い物に出掛ける(3.6ポイント減)」、「まだ決めてない・その他(0.7ポイント減)」の3項目だった。一方、今年の方が数値が増えているのは「仕事をする(1.9ポイント増)」、「実家へ帰省する(1.8ポイント増)」、「屋外のレジャー施設で過ごす(4ポイント増)」、「観光地へ旅行(1.8ポイント増)」、「屋内のレジャー施設で過ごす(2.1ポイント増)」、「恋人や友人の家で過ごす(0.1ポイント増)」だった。

今夏、実家に帰省するかどうか聞くと、25%が「帰省する」と回答した。昨年と比べると、6.2ポイント増加している。

  • 実家に帰省しますか

続いて、子どもがいる家庭に限定し、今夏帰省するかどうかを尋ねた。昨年、子どもがいる家庭では帰省する人が9%だったのに対し、今年は39.3%と約30ポイントも増加している。実家に帰省する理由は「祖父母に孫の顔を見せに行く」「お墓参りをする」「親の様子を見に行く」といったものが多かった。

  • (子どもがいる家庭)実家に帰省しますか

この夏、気をつけようと考えていることについて聞くと、「普段接触しない人とは会わない」「公共機関に乗らずに、車移動でマスクを着ける」「密になりそうなところは避ける」など新型コロナウイルス感染症の予防に関することだけでなく、熱中症予防も心掛けるという声も目立った。

休みを過ごす上で心配なことについて尋ねると、「新型コロナウイルス感染拡大の懸念」「自宅での過ごし方(3食分の食事の用意や運動不足など)」「感染予防のために帰省するかしないか」という回答が多かった。

また、子どもがいる家庭では、「子どもとの過ごし方」に頭を抱えているという声が目立った。「子どもをどこに連れていけばいいのか」「安全に遊ばせられる方法はないかと悩む」「子供の絵日記に描けるような夏休みの思い出が無い」など、夏休みなのに、子どもたちに満足な経験や体験をさせてあげられないことに悩んでいる親が多いことがわかった。