東急電鉄は30日、脱炭素・循環型社会の貢献や地域に開かれた「サステナブルな地下駅」をめざし、田園都市線の地下区間5駅(池尻大橋駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅、桜新町駅、用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」を開始すると発表した。プロジェクトの第1弾として、駒沢大学駅リニューアル工事を7月30日に着工。2024年夏の竣工を予定している。

  • 駒沢大学駅リニューアルイメージ(コンコース)

このプロジェクトでは、田園都市線の地下区間5駅の設備更新工事にともない、東急電鉄が5月に策定した新・中期事業戦略も踏まえ、「脱炭素・循環型社会」の推進、地域とつながる駅空間「人、街、暮らしをつなげるプラットフォーム」を実現し、「サステナブルな地下駅」づくりをめざす。

プロジェクト名に含まれる「Green」は田園都市線の路線カラーでもあり、「快適・安心」「スムーズ」「クリーン・サステナブル」「親しみが生まれる」「新しさがある」など、さまざまな思いが込められているという。開業後40年以上が経過した田園都市線の地下区間5駅について、訪れた人が心地良く、わくわくする体験ができる空間に生まれ変わらせるという。

第1弾となる駒沢大学駅のリニューアルでは、駒沢大学駅のステーションカラーでもある緑色の壁面タイルや、床材などの既存材を最大限生かした計画とし、廃棄物削減に取り組む。空調設備改修では、コミッショニングの導入やCBMの推進による効率的な運用を実施。これらの脱炭素・循環型社会の実現に向けた施策により、改修後のCO2排出量を年間約260トン削減するという。

  • 駒沢大学駅リニューアルイメージ(ホーム)

リニューアルコンセプトは「UNDER THE PARK」。地域の憩いの場である都立駒沢オリンピック公園の最寄り駅として、公園とともにあるライフスタイルをイメージするデザインを取り入れ、広がりを感じられる空間を創出する。東口・西口に接続するビルや駅構内では、利便性向上と街の魅力を生かした駅機能・サービスの導入により、地域に開かれた新たな駅のあり方の実現をめざす。

駅設備・内外装の改修、旅客トイレのリニューアルでは、ベビーカーと一緒に入れる個室の整備、西側へのエレベーター新設により、東急電鉄8駅目となるバリアフリー2ルート目を整備。バリアフリーの一層の拡充も図る。