俳優の斎藤工が主演するテレビ朝日系ドラマ『漂着者』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)第2話が、きょう30日に放送される。

  • 左から白石麻衣、斎藤工=テレビ朝日提供

秋元康氏が企画・原作を手掛ける同ドラマは、とある地方の海岸に謎の男・ヘミングウェイ(斎藤)が漂着したことから物語が始まる。女子高生たちが軽い気持ちでSNSに動画を投稿すると「#イケメン全裸漂着者」というワードがトレンド入りするほどバズり、男は一躍時の人に。記憶喪失の彼が、世間を騒がせている事件を解決に導く予言めいた力を発揮することで“教祖”のように人々を狂信させ、崇められる存在になっていく。

新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)、担当医・国原栄一(船越英一郎)、彼の身元引受人・ローゼン岸本(野間口徹)、そして駐車場にいた刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)、野間健太(戸塚純貴)の前で、ヘミングウェイが病院の窓から突然身を投げるという衝撃的なシーンで幕を閉じた第1話。放送直後から、今後の展開を予想する“考察班”が続出している。

第2話では、到底助かるはずもない高さから飛び降りたにも関わらず、ヘミングウェイは一命をとりとめる。病院にヘミングウェイを迎えに来たローゼン岸本はNPO法人『しあわせの鐘の家』の代表で、ヘミングウェイの過去と正体を知っている様子。すべてを知りたいと願う詠美に、「まだ準備ができていません……彼も、あなたも、世界も……」と意味深な言葉を残す。

胸の前で腕をクロスしたポーズで不審死を遂げた大学教授・後宮徳治郎(越村公一)。亡くなる前、彼が自分の姿を見て激しく動揺したことが忘れられないヘミングウェイが後宮の病室に向かうと、壁一面に後宮が書いた遺伝子工学の数式が。すると、ヘミングウェイは一心不乱に数式の続きを書き殴り始める。記憶を失っている彼が、なぜ難解な数式に手を加えることができるのか。

また、このたび公開された場面写真にはヘミングウェイが詠美をバックハグしているかのような1枚も。2人の展開にも注目だ。

ヘミングウェイの記憶は一切戻らず、知らない人がいないほどの有名人になっても彼を知る人物は1人も現れない。そんな状況の中、ヘミングウェイの周りで不可解な事件が次々と発生。今夜も誰かに死の影が忍び寄る――。