ライボは7月26日、「2021 夏のボーナス実態調査」の結果を発表した。調査期間は2021年7月9~16日、20人~1,000人以上規模の会社に所属し、1年以内~10年以上勤務している社会人、有効回答は418人。

今夏ボーナス、半数以上が「コロナ禍の影響を受けている」

  • 左から、今夏ボーナスの支給額、支給平均額の前年比

今夏のボーナスの支給予定を聞くと、65.6%が「支給あり」と回答。このうち「メーカー勤務」が34.4%、「IT関連企業」が15.0%を占め、他業界より「支給あり」の回答が多い結果となった。

昨夏と今夏のボーナス額(平均)を比較したところ、昨夏87.2万円、今夏81.3万円となり、昨年より6万円減少した。

今夏のボーナス支給とコロナ禍の影響については、「大きく影響した」が27.5%、「少し影響した」が26.6%と、半数以上の54.1%が「影響を受けている」と答えた。また、今夏ボーナスの支給がなかった人のうち、昨夏ボーナスの支給があった人は65.8%で、今夏コロナ禍の影響を受けてボーナス支給を廃止された人は約3人に2人となった。

回答者からは、「会社の事業自体がコロナ禍の影響を受けて厳しい中でのボーナス支給はありがたかったけどこの先が不安」「コロナで影響を受けているので夏ボーナスの支給廃止は仕方がない」「ボーナス水準は、業績が悪い中でもまずます維持されたが、コロナ禍で残業規制が厳しく年収は減少」など、コロナ禍によりボーナスや年収に影響があったという声や今後を懸念する声が多く寄せられた。