中条あやみ演じる研修医・弦巻比奈らをフォローする姿も印象的な夏梅。菜々緒は「指導してくださる看護師さんやお医者さんから、できる看護師さんは研修医さんのサポートもすると聞いたので、喜多見さんのサポートも完璧にできるし、研修医さんのサポートもできるような感じを出せるように意識しています」と説明した。

菜々緒の内面からにじみ出る強さが役に見事に合っているが、演じる上でも女性の強さは意識しているという。「お医者様は男性が多く、レスキューも男性が多い中、女性でも活躍していく方がどんどん増えていくと思っているので、男性に負けないように頑張らないといけないなということを意識して演じています」。

そして、夏梅を演じながら多くの刺激を受けていると言い、「命の重みを毎日感じながら仕事をするというのは、体力的にも精神的にもすごく大変。今、医療従事者の皆さんが日々頑張っているというのもすごく感じるので、違う職種ではありますが、いろんなことに全力で頑張ることがすごく大事なんだなと実感しています」としみじみと語った。

夏梅は、バツイチ子持ちで仕事と子育てを両立するシングルマザーという一面も。第3話の立てこもり事件について「母親として少女を助けたいという気持ちや、とにかく人を助けたいという気持ちを前面に出すというのを意識しました」と振り返った。

シングルマザーを演じる上で苦労したことを聞くと、「自転車の二人乗りはすごく不安だった」と告白。第3話で娘を乗せた二人乗りシーンが登場したが、「二人乗りしたことがなかったので、めちゃくちゃ緊張しました。3話の前に練習しました」と明かした。