俳優の林遣都と小松菜奈がW主演を務める、映画『恋する寄生虫』(2021年公開)の特報と追加キャストが20日、公開された。

林遣都、小松菜奈

林遣都、小松菜奈

同作は作家・三秋縋の同名ヒット作を原案にした映画化作。極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に過ごす青年・高坂(林)は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙(小松)の面倒を見ることに。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。クリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリを始めた2人はやがて惹かれ合い、初めての恋に落ちていく。

ティザービジュアルでは、マスクをした高坂とヘッドホンを首にかけた佐薙の横顔が描かれ、互いに見つめ合う姿がドラマチックなデザインとなっている。右端には「その虫は『恋』に寄生する」というコピーが刻まれた。

特報は色が異なる「恋する編」「寄生虫編」の2種類に。「恋する編」では、それぞれ潔癖症と視線恐怖症を患う高坂と佐薙の共通点、「虫」や「死」、「世界の終わり」といったラブストーリーらしからぬダークなキーワードの数々が、本作の異色な世界観を表す。「ウイルスが起動するのはクリスマスイブ。それが世界の終わり」というセリフから、2人がクリスマスに向けて何かを企んでいることが示唆されている。

「寄生虫編」では、寄生虫好きの佐薙が高坂にフタゴムシという寄生虫の特性について説明し、2人が徐々 に近づいていく様子が収められた。ロマンチックなメリーゴーランドとそれに似つかわしくない会話が、一風変わったラブストーリーであることを感じさせる特報映像となっている。

さらにこの度、脇を固める追加キャスト情報も解禁。高坂の前に突如現れ、佐薙と引き合わせる謎の男・和泉役に井浦新、佐薙の祖父・瓜実裕一役に石橋凌が扮する。

柿本監督コメント

新くんが、この映画に大きな問いをくれました。 凌さんが、この映画に本質をくれました。 お2人とはひたすらに正義の話をしました。 答えはでることではないですし、 誰にも正解はわからないですが、 誠実に向き合うことが出来ました。

この物語は、2つの軸で、時間が流れます。 ある種不思議な時間体験です。 どんな時間軸なのか、楽しみにしていただけると嬉しいです。

(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会