土用の丑の日が近づき、まさに“ウナギのシーズン”が到来中。スーパーや飲食店では、ウナギの蒲焼きやうな重などを目にする機会も増えました。

贅沢な高級魚として知られるウナギですが、実は、自宅で飼育できることをご存知でしょうか? ウナギは淡水魚のように育てることが可能で、水質悪化や水温の変化にも強く、何より、驚くほど可愛いんです……!

ツイッターユーザー「イワニッコ(@ironmaiden5415)」さんが投稿した写真には、なんとも可愛らしい「実家のウナギ」が映し出されていました。

実家のウナギ

かわいくね!?(@ironmaiden5415より引用)

  • (@ironmaiden5415より引用)

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  • (@ironmaiden5415より引用)

写真に映っていたのは、水槽のなかで、管に入って仰向けに寝ているウナギの姿。その格好はまるで布団に入っている人間のようで、とても可愛らしく見えます。

そもそもウナギを飼育できることに驚いた人も多いようで、ツイートは3.1万件のリツイート、15万件のいいねを獲得(7月17日時点)、コメントも次々と寄せられています。

「ごろ寝感が可愛すぎる」
「仰向けで寝るんですか?(笑)」
「やること無くて布団で上向きながら考え事してる僕で草」 「うなぎって飼えるんですね」
「実家のウナギ、というのが生まれて初めての表現」
「『実家のウサギ』なら聞いたことがある」
「天敵いなくて、ご飯困らなくて、こんな環境だと鰻もこうなるのか? おもしろー」
「仰向けで寝るので初めて見るとちょっとビックリするやつですね」

考えてみれば、私たちは普段、ウナギの生態に触れることはあまりありません。せっかくなので、イワニッコさんに少しお話をお聞きしてみました。

投稿者に聞いてみた

――こちらのウナギさんの名前、年齢、性別などプロフィールを教えて頂けますでしょうか?

名前はひつまぶしさん(略してひっつーさん)です。年齢は多分、15〜20歳ぐらいです。極めて人馴れしていて、水槽に蓋がなくても飛び出すこともないですし、餌が欲しければ寄ってきます。人を噛むこともめったにありません。

**――ご実家で飼い始めたきっかけは何だったのでしょうか?

中学生時代に川遊びしてたときに捕まえました。10年以上飼っていますが、当時からすでに60cmぐらいありました。

――これは何をしている様子なのでしょう?

リラックスしています。寝てるかは不明です。通常、仰向けで休むウナギは、人が近づくと危険を感じてすぐに元に戻りますので、ただリラックスしてるだけなのかなと思っています。うちの子は近づいても仰向けのままですが(笑)

――この管にはよくこうして入るのでしょうか?

ウナギは狭いところが好きで、体が何かに触れていると落ち着くみたいです。

――人には懐いたりするのでしょうか? うなぎを飼うことの魅力を教えて頂けますでしょうか。

賢い魚なので、人馴れします。あと、水質悪化や飢餓に強いので、万が一ずさんな管理をしていても、よほどのことでなければ死にません。ただ、通常、水槽から飛び出すことが多いので注意が必要です。初心者にも飼いやすい部類の魚だと思います。

――うなぎといえば食用のイメージが強いのですが、大変失礼ですが、まさかいつか……?

非常食、ですかね?(笑) まぁ、最後まで責任を持って飼うつもりです^ ^

――今回のツイートが大きな反響を生んでいます。率直な感想はありますか?

数ヶ月前にダイオウイカを拾った件でも話題にしていただいたので、また注目していただいて光栄に思っています。多くの方にうちの子をかわいいと評価していただいたのはとても嬉しいです。


こんな可愛いウナギの姿を見たら、土用の丑の日もウナギを食べづらくなっちゃうかも?