舞台『少年たち 君にこの歌を』の製作発表記者会見が15日に都内で行われ、 HiHi Jets(高橋優斗 ※高ははしごだか、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗)、美 少年(岩崎大昇 ※崎はたつさき、佐藤龍我、那須雄登、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世)、山根成之(松竹 専務取締役)が登場した。

  • 前列左から井上瑞稀、高橋優斗、岩崎大昇、那須雄登、佐藤龍我。後列左から作間龍斗、橋本涼、猪狩蒼弥、藤井直樹、浮所飛貴、金指一世

    前列左から井上瑞稀、高橋優斗、岩崎大昇、那須雄登、佐藤龍我。後列左から作間龍斗、橋本涼、猪狩蒼弥、藤井直樹、浮所飛貴、金指一世

同作は1965年から上演されていた”少年たち”シリーズを、2010年に大阪松竹座と日生劇場で復活させ、様々なアレンジを加えながら上演されている。これまでにKis-My-Ft2、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、SixTONES、Snow Manなどこれまでに若手ジャニーズが出演。少年刑務所を舞台に、“青”と“赤”2つの房に収監された少年達が互いの房に住む相手をライバル視し日々喧嘩に明け暮れる中、自由を求めて刑務所からの脱獄を決意する。

松竹 山根専務は「ジャニーさんが長年育まれた伝説の舞台。滝沢(秀明)さんの新たな演出により、また新しい伝説、素晴らしい舞台ができることを我々は確信しております」と太鼓判。高橋は「ちょっと(出演者が)いかついイメージがあったので、できるのかなという不安もあったんですけど、僕たちは僕たちなりの『少年たち』を作っていこうという話になりました」と、舞台が決まった時のことを振り返る。

台本はまだ仮のものだというが、高橋は「『こいつ、これやるんだ』みたいなのがけっこう出てくる。岩崎大昇と僕は読み合わせしたんですけど、関係性的には面白かった」と明かし、「言い切れはしないんですけど、作間は詐欺師の役です」と発表。しかし作間は「違う違う違う違う、詐欺師じゃない、窃盗犯」と訂正し、浮所が「詐欺師の役は僕です。詐欺師の役で名乗り出るのも恥ずかしいんですけど、僕はオレオレ詐欺で捕まりました」とそれぞれの役の罪名で自己紹介していた。

演出の滝沢について聞かれると、猪狩は「会見の15分前ほどに滝沢さんと初めて『少年たち』について話をして、質問があるかと聞かれたので『メンタリティのアドバイスを下さい』と言ったところ、『君たちの解釈、そして(滝沢)自身の解釈で新しい少年たちを一緒に作っていこう』とおっしゃっていた」と説明し、「僕ら11人、そして滝沢さんの12人で一緒に考えながら、新しい『少年たち』を模索して作っていけたら」と意気込む。

「先輩達も行ってきた伝説のシーンは?」と聞かれると、高橋が「桶ダンス! そこについてですか? 発表させていただきます。現段階では、あります。Hi美、桶ダンス、やります」と、ほぼ裸の状態で桶を持って踊るという"桶ダンス"の実施を宣言。しかし「自信のない方」という振りに手を挙げた藤井は「一応、モザイク的な板があるじゃないですか。俺、みんなの身長に追いつかない。俺だけ板の中に隠れたらどうしようという不安もあるので、ちょっと低めにしてもらえればと思います」と要望を出す。

逆に自信のあるメンバーとしては、金指が「この中だと1番下なので、かわいらしい桶ダンスも見せられるかなと思います」と意欲を表す。さらに立ち上がった橋本は「私、橋本涼は男らしい桶ダンスを見せたいと思います。今から頑張って体鍛えます」とアピールした。

また、これまで同作に出演してきた先輩達のデビュー率が高いという点について触れられると、高橋は「やっぱり僕たちジャニーズJr.、目指しているところがデビューというのは間違いないですし、そこに対して僕たちもライバル関係ですけど、お互いのグループで切磋琢磨しながら、『次は自分たちが行くぞ』という気持ち」と語る。「だから1個1個のものに対して貪欲に挑んで、まず皆さんにたくさん応援していただけるように自分たちの戦いに挑んでいきたいと思っています」と意見を表明。

一方、岩崎は「 やっぱり先輩方のデビュー率を見ると、今回(主演に)決まったということは、僕たちもデビューが決まったという……」と強気で、周囲からは「早いわ!」とツッコミが入る。岩崎は改めて「デビューにつながるような功績を残していけたらいいなと思います」と希望を見せた。