きょう13日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、米・ニューヨークの人気デザートバーのオーナーに密着する。

  • 「ChikaLicious(チカリシャス)」店内の様子=カンテレ提供

ニューヨーク・マンハッタンのイーストビレッジにあるデザートバー「ChikaLicious(チカリシャス)」でオーナーパティシエを務める千加・ティルマンさん。わずか20席の小さな店ながら、2003年にオープンすると「デザートとお酒を掛け合わせた斬新なスタイル」でニューヨーカーの心をつかみ、ミシュランガイドからも「洗練された珠玉のデザート体験ができる店」と絶賛された。

看板メニューは、真っ白なチーズケーキ。クラッシュドアイスの上にチーズケーキを載せ、その上に特製のクリームをたっぷりかける特別なチーズケーキで、お客さんからも「マンマミーヤ!(なんてこった!)」「むちゃくちゃ美味しい!」と驚きの声が上がる。彼女自身も「これをお客さまに食べてもらいたくて、この店を開いた」と明かすまさにスペシャリテだ。

福岡県で生まれ、幼い時から料理が大好きだった千加さんは、東京のライブハウスでジャズミュージシャンをしていたダンと出会い、24歳で結婚。ニューヨークに渡り、ウォール街の日系銀行で働いていたが、次第に料理への情熱が湧き上がり、調理師学校の夜学に通い始めた。卒業後、数々の有名レストランで修業を積んでいた矢先の2001年9月11日、ニューヨークを襲った同時多発テロに直面する。「今やらなきゃいけないことを今やっておかないと後悔する」と感じた彼女は、150を超える物件を見て回り、2年後に自らの店「ChikaLicious」をオープンさせた。

その後、ビジネス面でサポートする夫の協力もあって経営は順調だったが、新型コロナによるパンデミックに襲われ、「電気代も払えない」ほどの大打撃を受けた。我慢の日々が続いたが、ワクチン接種率が上がるにつれ、ニューヨークはかつての活気を取り戻し、「ChikaLicious」の客足も戻ってきた。

今回カメラは、人気デザートバーのパティシエとして、激動のニューヨークを生き抜いてきた彼女に密着。良きパートナーとして支える夫・ダンと、二人三脚でコロナ禍を乗り越えつつある日々を映し出す。門外不出のチーズケーキなど、ニューヨーカーを夢中にさせる絶品デザートに込めた思い。そして、日常が戻ってきたことを実感できる、夫婦2人で過ごす休日の過ごし方とは…。

スタジオには今週から、3月に第二子を出産した本谷有希子が復帰し、スタジオを盛り上げる。産休中は「セブンルールを観れなかった…」と打ち明けるが、その意外な理由とは。