円谷プロダクションが製作する「ウルトラマンシリーズ」の最新作『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』が、いよいよ放送(テレビ東京系6局ネット/毎週土曜日朝9時)を開始する。本作は、平成ウルトラマンシリーズの礎を築いた人気作『ウルトラマンティガ』(1996年)の放送開始25年、そしてシリーズの原点『ウルトラマン』(1966年)の誕生55周年を祝し、“ウルトラマンの日”と定められた7月10日に第1話が放送されることになった。
超古代の“光の巨人”というヒーローコンセプトや、マルチ、スカイ、パワーと3つのタイプにチェンジして戦うスタイル、そして怪獣・怪事件に挑むエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の登場など、本作は『ウルトラマンティガ』を思わせる設定や世界観を積極的に導入。それと同時に、従来の「ニュージェネレーション」ウルトラマンシリーズならではというべきユニークなキャラクターや、工夫を凝らしたメカ&アイテムが盛り込まれ、子どもたちの心をつかんで離さない魅力を打ち出しているそうだ。
今回は、怪獣や怪事件を調査するエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の一員として、現役女子高生ながら果敢に敵と戦う本作のヒロイン、シズマ ユナを演じる豊田ルナにインタビューを行った。自身も高校生であり、ユナと性格的に共通する部分が多いという豊田は、強烈なキャラクターがそろっているGUTS-SELECT隊員の中にあって、どのように存在感を発揮するのだろうか。メインヒロインとして元気いっぱいで撮影に臨んでいると笑顔で語る豊田から、『ウルトラマントリガー』の魅力を大いにアピールしてもらった。
――まずは『ウルトラマントリガー』にメインヒロインとして出演が決まったときのお気持ちから聞かせてください。
もう、すごくうれしかったです。ウルトラマンという長い歴史を持つ作品の最新作で、ヒロインを演じることができるなんて、最初聞いたときはちょっと信じられなかったですね。以前からSFドラマの登場人物が好きで、一度は「隊員」の役を演じてみたかったという思いも強く持っていました。
――ご両親にはお伝えされましたか。
最初に報告したのは母でした。でも、母も私と同じくなかなか信じられず「ちゃんと決定したっていう知らせがこないうちは、心の底から喜んじゃいけない」って心配してたんですよ(笑)。でも、間違いないと知ってからは、もう家族全員で喜びました。
――豊田さんが演じるGUTS-SELECT隊員シズマ ユナと、ご自分の似ているところなんてありますか。
ユナは幼いころから英才教育を受けていて、女子高生でありながらGUTS-SELECTのエキスパートという設定なんです。細かい性格は最初に台本を読んで知ったのですが、天真爛漫で明るいなあというのが第一印象でした。ただ明るいだけじゃなくて、自分の中に強い信念を持っている女の子で、私自身と似ているところが多いかな、と思いました。演じるにあたっては役を作るというより、ユナと私との共通点を見つけ、自分を役に近づけて丁寧に演じてみようと心がけています。
――GUTS-SELECTの隊員服はとても未来的かつアクティブでカッコいいですね。豊田さんが初めてこれを着たときのお気持ちはいかがでしたか。
いよいよGUTS-SELECT隊員シズマ ユナとしての生活が始まるぞ!という気持ちになりましたね。この隊員服といっしょに半年間過ごしていくんだなと思うと、うれしさと責任感が押し寄せてきて、自然に心が引き締まります。
――豊田さんは長い黒髪ストレートがとても素敵ですが、撮影に入られる前からこちらの髪型だったのですか。
もとから長かったんです。衣装合わせのとき、メイクさんを交えて「髪型どうしようか」と相談したのですが、坂本(浩一)監督が「ストレートで行きましょう!」と推してくださったので、この髪型に決まりました。
――坂本監督のリクエストなんですね。納得です! ユナは新人隊員ケンゴの教育係を務めるほどですから、すでに隊員として経験もあり、戦闘もこなしているみたいですね。
専門知識もありますし、与えられた任務を遂行する責任感も強いんです。怪獣災害が起きたときには、ガッツリ戦闘にも出かけたりします。
――戦闘シーンでこれは難しいなと思った動きはありますか?
最初のころは、銃の撃ち方に少しとまどったことがありましたね。これまで銃を撃った経験がなかったですから、そもそも持ち方がわかりませんでした。最初に銃を構えたとき、坂本監督から「弱そうだね~」って言われましたし(笑)。それからスタッフの方にご指導いただき、構え方を練習していきました。タツミ隊長(演:高木勝也)からもアドバイスをもらったりして、今ではけっこうサマになっていると思います。