阪堺電気軌道と筑豊電気鉄道は2日、昨年8月に発表した共同PR企画の第2弾として、7月8日から筑豊電気鉄道3000形(3002号車)に阪堺電気軌道モ161形(旧南海色エローライン、通称「ビークルスター」)のカラーリングを塗装して運行すると発表した。

  • 筑豊電気鉄道の3002号車が阪堺電気軌道モ161形のカラーリングに変身

  • 阪堺電気軌道のモ161形

両社の関係は、筑豊電気鉄道が5000形を導入するにあたり、製造元の車両メーカー、アルナ車両から5000形と同系種の車両を導入している阪堺電気軌道を紹介されたことから始まっているという。共同PR企画は阪堺電気軌道の提案により、コロナ禍後の両社沿線への誘客を目的に実施され、第1弾として阪堺電気軌道モ161形(モ162号車)に「赤電」(廃止された西鉄北九州線と筑豊電気鉄道で活躍したカラー)の塗装を施し、PRヘッドマークを掲出して運行している。

第2弾では、筑豊電気鉄道3000形(3002号車)が阪堺電車のカラーに。実施期間は7月8日から約3年間を予定しており、ヘッドマークを掲げて運行する。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、セレモニーイベントは行わないとのこと。7月7日から8月31日まで固定ダイヤで運行するが、7月12・20・28日、8月5・13・23・31日は検査のため、運行されない。