新生銀行は6月29日、「2021年サラリーマンのお小遣い調査」の結果を発表した。調査は4月16日~19日、20代~50代の会社員2,094名(男性1,252名、女性842名)およびパート・アルバイト624名(男女各312名)を対象にインターネットで行われた。

  • 平均お小遣い額の時系列推移

    平均お小遣い額の時系列推移

男性会社員の毎月の平均お小遣い額は3万8,710円と、前年より709円減少したものの、2010年以降、金額で大きな変化は見られなかった。この1年でお小遣い額が変化したという人にその変化を聞くと、「アップした」が6.4%、「ダウンした」が13.3%と、ダウンした人の割合が昨年よりも多い結果に。年代別では、20代・30代で増加し、40代・50代は減少するなど、世代間で差が出る結果となった。

一方、女性会社員の毎月の平均お小遣い額は3万4,398円と、前年より544円増加するも2015年からほぼ横ばいに。年代別に見ると、20代で減少したものの、30代・40代で増加した。

  • 平均昼食代の時系列推移

    平均昼食代の時系列推移

昼食代については、男性会社員は649円(前年比64円増加)と、直近10年で最高値を記録。特に、20代では100円以上の大幅アップに。一方、女性会社員は590円(同7円増)と微増となり、2017年以降大きな変化は見られなかった。

また、勤務日の昼食の内容を教えてもらったところ、男女ともに「持参弁当」が最も高く、男性で3割強、女性で約半数を占める結果となった。

  • 仕事が終わった後、一ヵ月で平均何回くらいお酒を飲みに行きますか?あなたの飲み代は平均すると一回いくらですか?

    仕事が終わった後、一ヵ月で平均何回くらいお酒を飲みに行きますか?あなたの飲み代は平均すると一回いくらですか?

男性会社員の1回あたりの外での飲み代は6,159円、1回あたりの飲み代と1ヵ月の平均飲み回数から算出した1ヵ月の飲み代は、前年比1,609円と大幅増の13,229円。また、女性会社員の飲み代も大幅に増加し、1回の外での飲み代は5,357円で、1ヵ月の飲み代は前年比1,252円増の9,707円となった。

  • 新型コロナウイルスの影響による働き方の変化

    新型コロナウイルスの影響による働き方の変化

新型コロナウイルスの影響による働き方の変化を聞いたところ、男女ともに約半数で働き方に変化があったことがわかった。具体的には「残業が減った」(40.8%)、「テレワークで働くようになった」(37.7%)、「有休が取りやすくなった」(21.3%)が上位に。従業員規模が大きいほどスコアが高くなる傾向が見られた。

同様に、新型コロナウイルスの影響による支出変化についても調べたところ、男女とも「水道光熱費」が増え、「旅行代」が減る結果に。テレワークの浸透や外出自粛が特定の支出項目に影響を与える結果となった。