SMBCコンシューマーファイナンスは1月14日、「20代の金銭感覚についての意識調査2021」の結果を発表した。調査は2020年11月6日~9日、20歳~29歳の男女1,000名(性20代前半後半均等割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 20代が毎月自由に使える金額

    20代が毎月自由に使える金額

毎月自由に使えるお金はいくらあるか聞いたところ、「1万円以下」(29.2%)が最も多く、次いで「1万円超~2万円以下」(18.6%)、「2万円超~3万円以下」(15.2%)と続き、平均は2万9,398円という結果に。また、「0 円」(10.2%)と「1万円以下」(29.2%)とを合わせた『1万円以下(計)』は39.4%だった。

  • 20代の現在の貯蓄状況

    20代の現在の貯蓄状況

続いて、現在の貯蓄状況について調査したところ、「50万円以下」(40.8%)が4割を占め最多に。次いで「50 万円超~100 万円以下」(14.1%)、「100 万円超~200 万円以下」(10.2%)と続き、20代の貯蓄は平均で72万円という結果に。前回調査の53万円から19万円増加した。

また、現在の自分の貯蓄状況について不安を感じているか尋ねたところ、57.7%が「感じている」と回答。性婚姻状況別にみると、未婚女性(64.9%)が最も高く、職業別では専業主婦(主夫)が67.2%で最多となった。

  • 20代が仕事をリタイアする時にあれば安心できる貯蓄金額の平均

    20代が仕事をリタイアする時にあれば安心できる貯蓄金額の平均

次に、仕事をリタイアする年齢までに、どのくらいの貯蓄があれば安心できるか聞いたところ、「500 万円以下」(17.4%)、「500 万円超~1 千万円以下」(21.5%)、「1 千万円超~2 千万円以下」(20.0%)に回答が集まり、調整平均は1,884万円となった。

また、『2千万円超(計)』の割合は32.7%と、前回調査(38.2%)から5.5ポイント減少した。