7月は文月(ふづき、ふみづき)とも呼ばれます。古くより文章を書いたり、読んだりすることに縁が深い月です。7月といえば、7日の七夕。今でも短冊に願いを書き、邪気を祓うとされる笹竹に飾り付ける風習がありますね。それでは、2021年7月の開運行動をご紹介します。

梅雨が明けると、本格的な夏の訪れです。「陽の象徴」とされる太陽が力強く輝き、もっとも暑い季節がスタートします。明るく輝く太陽の下にいると気持ちも晴れやかになり、ワクワクしてきますね。たとえ少々気持ちが沈んでいたとしても、沈んだ気の原因となる陰の気を吹き飛ばすエネルギーに溢れています。コロナ禍となる今は、外に出て日の光を充分に浴びる機会が少ない人もいるのではないでしょうか。

慣れ親しんだ普段の生活パータンと違う行動を繰り返していると、生活のリズムがつかめず調子を崩したり、不自由を感じたりしやすいですね。そうなると人の身体も、マイナスとなる「陰のエネルギー」に傾いてしまいます。風水では中庸(ちゅうよう)といい、陽にも陰にも傾かず、真ん中にいるのが最良とされています。

天気のいい日は、少しの間でも日の光を浴びるようにしましょう。陽の気を吸収でき元気になります。ただし、熱中症には注意してくださいね。

今すぐやりたいGOODな開運行動

7月7日は、星まつりとも呼ばれる五節句のひとつ七夕です。七夕の節句料理は、「そうめん」です。熱い夏、風流に流しそうめんを楽しむのも運気アップして◎。

7月15日は、旧暦のお盆。現在では8月15日に行われることが多いですね。ご先祖さまをお祀りして感謝をしましょう。いい気が巡ります。

7月28日は、土用の丑の日。うなぎを食べて英気を養うのもいいですね。土用餅や「う」の付く食べ物である「うどん、梅干し、うり」なども縁起よく◎。

やってはいけないNGな悪運行動

7月19日から夏の土用がはじまります。土用とは、季節の変わり目のことで、およそ18日間あります。土のエネルギーがもっとも盛んになる時です。

土用明けとなる8月6日までは、土を司る土公神(どくしん・どこうしん)という神さまが、その土地をお守になるとされます。そのため土をいじると災いがおこる心配があり、よくないとされています。ガーデニング、引越、新築、改築など土をさわることに加え、人生を大きく左右するようなイベントとなる結婚、開業など新しいことをスタートするのも控えたほうがいいとされています。

土用には土用殺といって、出かけると凶となる方角があります。夏の土用は、西南が土用殺となります。西南に出かける場合は、細心の注意を払いましょう。

どうしてもという時には、7月19日・23日・30日、31日、8月4日に作業を行いましょう。この日は間日(まび)といわれ、土公神が天上へ向かうため、災いを被ることがないとされています。

万物の全ては土に還り、また育つことから、土のエネルギーは破壊と再生のエネルギーを司ります。この時期は、しっかり身体を休めるのがいいでしょう。

いかがでしょうか。夏の陽の気をいっぱい吸収して、健康で楽しい夏にしましょう。