JYPエンターテインメントの代表であるパク・ジニョン(J.Y.Park)とP NATIONの代表であるPSYの2人がプロデュースを務め、次世代ボーイズグループを誕生させる超・大型オーディション番組『LOUD』(全15話を予定)が、dTVにて日本独占配信される。第1話と第2話は7月3日(21:00〜)に配信開始され、第3話以降は7月10日より毎週土曜(0:00〜)更新予定。なお、第1話はdTVと番組公式YouTubeチャンネルにて無料で公開される。

  • 左からJ.Y. Park、PSY

オーディションに参加するのは「2000年1月1日以降に生まれた男性」という応募条件のもと、6名の日本人を含む各国から集まった総勢73名。国籍も背景も異なる個性的な挑戦者たちが、「実力」と「魅力」という2つの審査基準で、さまざまなステージに挑戦する。そして両プロデューサー2人の合格を勝ち取り、最終ステージまで進んだ挑戦者の中から、JYPエンターテインメントのグループ1組とP NATIONのグループ1組、計2組のボーイズグループとしてデビューするまでの軌跡を描く。

注目ポイントは、両事務所の練習生も数多く参戦するなど、すでに完成度の高いハイレベルなパフォーマンス合戦と、挑戦者を巡る2人のプロデューサーの駆け引き。挑戦者に先に「合格」を出した事務所にスカウト権が渡るシステムのため、互いに牽制しながら目の前の才能に自ら売り込むなど、場外バトルの行方も必見だ。

■J.Y.Parkコメント
──初回収録を終えた際の感想を教えてください。

最初の収録が終わって僕が言った言葉をいまだに正確に覚えています。「(番組プロデューサー)ソンフン、失敗じゃないよ」。僕は実は「失敗しないか」と心配していました。 なぜかというと、結局参加者の方々が、特別な方々に来ていただかなければ、このようなプログラムを進行させることはできません。審査員が急に面白いことをしたり、ユーモアを言うこともできません。それが一番怖かったです。今回は審査基準を明確にして選ぶとお話したので、果たしてそれに応じてくれる特別な参加者が来てくれるのか。それが最大の不安でした。でも初日、収録をして「失敗じゃない、これはできた」ということが最初の感想でした。

──『LOUD』の挑戦者に期待したいことはどんなことですか?

どんなアイドル歌手を企画し続け、プロデュースをして、また世の中に披露しながら、「次のアイドルはどんな面を持つべきか」ということをすごく悩みます。昔は歌手の能力を会社が開発できる部分が多かったんですが、現在はSNSをはじめ個人のメディアが発展し、歌手の能力や態度、人柄などを隠すことはとても難しくなりました。だからもう「本物」を探さないといけません。それで、何か自分が表現したいものが中にある人を見つけたい。スティーブン・ホーキングの「Quiet people have the LOUDest minds」という言葉を見つけ、これを活用しタイトルにしたんです。表は静かなのに、中では色々を表現したいという…… 言いたいことがいっぱいある、そんな人を見つけた時、その人こそ次のK-POPボーイバンドを引っ張っていけるんじゃないか……自ら口を開き、作品をどのようにしたいという意志を持った人間に重点を置いて審査していきたいと思います。

■PSYコメント
──初回収録を終えた際の感想を教えてください。

僕は元々あまり緊張をしない方ですが、このプログラムは色々な意味で、私にとって「初」ということがとても多かったのですごく緊張していました。(これまでは)自らの新曲を披露するのがほぼ99%だったので、私が「誰かの人生がかかっている大事を評価する」ことに慣れていませんでした。そういうことで(心が)少し重かった……記憶があります。一方、最初の収録の後に感じたことを一つ挙げるとしたら「J.Y.Parkさん、本当に放送がお上手だなー」でした(笑)。J.Y.Parkさんとはプライベートではすごく親しいんですけど、一緒に仕事をしたのは今回が初めてです。この度、初めての仕事をしているので、とても今びっくりしながら一生懸命学んでいます。

──『LOUD』の挑戦者に期待したいことはどんなことですか?

20年間、仕事をしてきた時間を振り返ってみると、「どうしてこういうものはないのか?」ということを熾烈に探していたんです。「なんでいつも愛についてばかり歌わないといけないんだろう? 私は別の歌を歌ってみよう」ということです。今回は、J.Y.Parkさんと一緒に審査をしながら、世界におけるK-POPの位置づけがある程度、出来上がってきている中で、「そうだけど、それが全てではない。こんなK-POPもあるよ」と私達が言えるような特別さがある人を探しています。振り返ってみると、私は幼い頃からユニークだという話をたくさん聞きました。 でも、ユニークなことを20年間続けていたら特別さが少し生まれてきたようです。それで私は個人的には珍しい人を熱心に探しています。