吉本興業は28日、新型コロナウイルスワクチンの職域接種(第1回)を開始。ワクチン担当の河野太郎行政改革担当相が視察として東京本社を訪れた。
吉本興業の職域接種は、グループの従業員と所属タレント、その家族を対象に実施。6月28日から7月2日にかけて行う第1回では、東京1500人、大阪1000人が接種予定。第2回は7月26日から30日に実施する。
公務として職域接種の会場を初めて視察した河野大臣は「ワクチンの確保と打ち手の確保、若い世代の方にワクチンを打っていただくという3つの山があり、3つ目の山に今登ろうとしている。若い方に一番メッセージを届けることができる吉本のみなさんの力をぜひお借りしたい。みなさんにぜひ発信をお願いしたい」と期待を寄せた。
また、「ワクチンを打つというのは、自分を守るだけではなく、自分の家族や自分の大切な仲間を守る、社会を守ることにつながりますので、ぜひデマに惑わされずしっかり打っていただきたい」と警鐘を鳴らした河野大臣。
「若い世代はSNSで情報をとる方が多いと思いますが、SNSに反ワクチン派のデマが横行しているので、デマに対して『これはデマですよ』とちゃんと言っていかなければいけない」との考えを示し、「コロナそのものが軽症でも後遺症が出る人もいますし、家族や仲間を守るという視点から考えても、ワクチン接種が大事ということを浸透させていきたい」と語った。
この日は、サバンナ・高橋茂雄、ペナルティ・ヒデ、おばたのお兄さんらが接種に参加した。