時間外労働が多く、有給取得率も低いことから、世界的に見ても「休み下手」といわれる日本人。時間外労働や休日出勤が「当たり前」になってしまっていないでしょうか?

自分の時間を犠牲にして仕事をすることの危険性を説く、いれぶん(@eleven_s_s)さんのツイートに反響が集まっています。

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忙しい時、安易に自分の時間を犠牲にして時間外や休日に仕事する選択肢は本気で無くしてほしい。習慣化・慢性化しやすくて簡単に人生を狂わせる。時間内に終わらせる知恵や努力に全力を尽くす。無理ならすぐに相談して手伝ってもらう。それでもダメなら「どう生きたいか?」を再考して環境を変えよう。(@eleven_s_sより引用)

リプライや引用リツイートでは、「昔、休日に仕事してた自分を反省」「気づいたら自分の時間、人生がない。1年前の僕」「最近の自分がまさにこれだったのでグサッときました」など、過去や現在の自分の働き方を振り返る声が多数寄せられました。

また、「人生の目的を明確にできたら時間の使い方や習慣は変えることができる」「思考停止で働くのではなく、どうすればそれを避けられるか? まずは考え行動することが求められます」といった賛同意見や、「私は忙しいときでも定時後にプライベートの予定を強制的に入れます。そうすると逆算で行動して結果仕事のスピードが上がります」といったライフハックをシェアするものもありました。

「自分の働き方、このままじゃダメだな」と感じている人や、過去にそう感じて仕事や働き方を変えた人からの反応が目立つこのツイート、いれぶん(@eleven_s_s)さんに投稿の経緯をうかがいました。

「どう生きたいか?」を再考、投稿者に聞いてみた

――この投稿をされた経緯をお教えください。

自分自身が時間外労働を慢性化していた時期が長く、身体を壊したりしたので、「同じ経験をしてほしくない」と思う気持ちからです。

――目の前のことに追われてしまい、他のやり方を考えたり、人に相談したりする時間や余裕が作れない方へのアドバイスはありますか?

仕事をする前に、「余裕」を作ることを先にするべきだと思います。余裕がなければ、まともな仕事なんてできません。余裕のある状態がデフォルト。余裕がないことに危機感を持ち、行動をするべきだと思います。

――「余裕」を作るには、どうすればいいのでしょう?

余裕を作るには、「真剣に生きる」ことです。オンとオフのメリハリをめいっぱいつけて、オンの時はしゃかりきにぶっ飛ばし、瞬間最大風速を極限まで高めるんです。反対に、オフのときは全開でオフることで、心に余白が生まれ、先回りできるようになります。


現実問題として、繁忙期は、時間外労働や休日労働が避けられないという人も少なくないと思います。しかし、最初から時間外・休日労働を前提に仕事をするのと、「時間外・休日労働ゼロ」を前提に仕事をするのとでは、仕事への取り組み方や集中度合いも違ってきますよね。

「時間外・休日労働ゼロ」を前提に、めいっぱい仕事に取り組んでも永遠に仕事が終わらない状態が続いたとしたら、立ち止まって「どう生きたいか?」を自分自身に問いかけ、仕事や環境を変えるときなのかもしれません。